
人気霊感芸人シークエンスはやとも(34)と、霊能力者のMiyoshi氏が手がける写真展第2弾「視える人には見える展・零」が8月1日から東京・日本橋の福島ビルで行われる(同31日まで)。4月に行い、好評で追加開催も実施した前回の展示を大幅にパワーアップ。このほど2人が取材に応じ、はやともは将来的なNetflixなどでの映像化への展望も掲げた。
展示は「視える人が見た世界」を疑似体験できるもので、前回にもあった2人が実際に足を運んで撮った写真に“視えるもの”を解説で加えて感じるコーナーや、2人の視線を再現した映像から町中で“視えたもの”を紹介する企画、Miyoshi氏肝いりでグッズなども用意した霊感につながる物品庫ブースなど、盛りだくさんの内容に。前回でもおなじみだった撮影禁止の「最後の間」もさらにスケールアップして用意されている。
今回はNHK大河ドラマも手がける美術チームも制作に入っているといい、はやともは「だいぶ力が入っていますし、展示している写真に飛び込んで楽しむことができる、没入感たっぷりのものになっているので、1人でも多くの人に体験してほしいなと思います」と力を込めた。
東京・渋谷の並木橋にある古民家スタジオで行った前回は3000人の来場を見込んでいたが、予想をはるかに上回る1万3000人が足を運んだ。Miyoshi氏は「世の中的な興味の塊のようなものを感じました。これからの時代の好奇心や探究心がマッチした展示になったのかな」と驚き「物品庫やパワースポットのコーナーは主に私が手がけさせていただきましたが、世界観も作り込んでいますし、空気の変わり方だけでも感じていただけたら」と呼びかけた。
ひとつの体験アトラクションのような展示を終えた先には、グッズ販売コーナーや、“視えなかった”人たちのためにお笑いコンビ、デニスの心霊YouTubeチャンネル「デニスの怖いYouTube」とコラボレーションした「視えない人にも見える展」コーナーも用意している。グッズでは、塩なめソーダ除霊法の解説付きの「ミエソーダ」や、木箱に入った「視えそうめん」なども採用した。
はやともは「夏の暑い中で多くの人に飲んでほしいということで、ミエソーダは信じられないくらい用意しています」と笑い、Miyoshi氏も「いろんな方の力を借りて企画も大きくできています。視えそうめんは、お中元のそうめんとして、ぜひみなさんに使ってほしい」と話した。
開催期間は8月いっぱいで、休館日なく午前10時から午後7時半まで(最終入場午後7時)。入場料は平日2200円、土日祝が2500円で、先着限定でお清め塩もついてくるという。
前作の反響は大きく、普段は高円寺のサロンで霊能力を駆使した占いなどを行っているMiyoshi氏のもとには芸能人も多数訪れるなど、多くの問い合わせが殺到し、9月末まで予約でいっぱいに。はやともは今後の映像化への展望を語り「幽霊1人1人に、その人生や物語があるので、いくつかピックアップして深掘りしたり、町や心霊スポットをフォーカスして深掘りしたりすれば1本の線になって物語を愛する人にも届くのではないかなと思っています。Netflix目指します!」と力強く宣言した。