
河瀬直美監督(56)が今年、製作した新作「たしかにあった幻」が、8月6日にスイスで開幕する第78回ロカルノ映画祭のインターナショナル・コンペティション部門に選出された。映画祭事務局が29日、発表した。
大阪・関西万博テーマ事業プロデューサーなどを務める同監督にとって、22年の東京五輪公式記録映画「東京2020 SIDE:A、B」以来の新作となる。主演はルクセンブルクの俳優ビッキー・クリープス(41)が務め、共演は寛一郎(28)。
河瀬監督はロカルノ映画祭とは縁があり、00年の長編第2作「火垂」が国際批評家連盟賞を受賞。翌01年は「きゃからばあ」がコンペティション部門に出品された。25年ぶりの同映画祭での受賞に期待がかかる。