
草彅剛が、舞台「シッダールタ」(11月15日から、東京・世田谷パブリックシアター)に主演し、悟りに至る求道者を演じることが28日、分かった。
独文豪ヘルマン・ヘッセの最高傑作とされ、古代インドを舞台に宗教家が悟りを開くまでを描く。草彅は、仏教の始祖ブッダと同じ名前を持つ青年シッダールタと、「現代を生きるヘッセ」に重なる男の2役を演じる。シッダールタの生涯の友となるゴーヴィンダ役を杉野遥亮、深い関係で結ばれるカマラー役を瀧内公美がそれぞれ演じる。
草彅は「人間とは何か、地球とは何か、宇宙とは何か、というような未知なる壮大なテーマに立ち向かっていくことにドキドキした気持ちです。全力で取り組まないと薄っぺらいものになってしまうと思うので、筋肉を鍛えて(笑い)頑張りたいです」。演出白井晃氏との作品はどれも自身のターニングポイントになったと信頼を寄せ「迷いやプレッシャーもありますが、いまだかつて見たことのない壮大な舞台をお届けいたします!」と語っている。