
俳優大鶴義丹(57)が24日、都内で、「リア王2025」制作発表会見に出席した。
去年同様、オールバニ公爵を演じる。「ここ1カ月で台本を読みなおしています」とし、「去年やって覚えているはずだと思って読んだけど、1年ぶりに読んでも謎が謎を呼んで、何度やってもやっぱり難しい」と嘆いた。「同じ役をやってもシェークスピアは難しい」と苦笑いしつつも「楽しんで演じたい」と意気込んだ。
この日、同作の脚本・演出を担当しリア王を演じる横内正(84)、ケント伯爵役の田村亮(79)ら総勢14人が参加。横内は「どういうわけか夏になるとリア王という流れがある」と笑った。「今日、素晴らしい仲間に囲まれて、意欲も新たに演じるその1日目となります」とアピールした。
シェークスピア作品は3度目となる田村。「リア王」「マクベス」と演じているが、今回のケント伯爵は初挑戦。「チャレンジしてみようと思っています」と静かに語った。
同作は9月4~8日、東京・三越劇場で上演される。