
ニッポンの社長が、21日に日本テレビ・読売テレビ系で決勝戦が生放送された漫才&コントの両方で競う新お笑い賞レース「アサヒビール スマドリ ダブルインパクト 漫才&コント二刀流NO・1決定戦2025」初代王者に輝いた。2875組の頂点で、優勝賞金1000万円などを手にした。
ケツ(35)は6月30日に一般女性と結婚し、7月20日未明のラジオ番組で結婚を発表したばかり。新婚での優勝となった。
優勝が決まると2人は「よっしゃー!」と叫んでガッツポーズして抱き合った。すぐに辻皓平(38)とケツが共に膝をつき、辻は「マジでうそみたい」と歓喜した。ケツは「いい報告ができそうです」と喜んだ。
決勝にはロングコートダディ、スタミナパン、セルライトスパ、ななまがり、ニッポンの社長、かもめんたる、コットンの7組が進出。漫才&コントの二刀流でのチャンピオンという新たな形でのタイトルを手にした。
決勝戦は漫才4分、コント4分両方のネタを行い、合計得点で競った。1巡目でどちらを披露するかは各コンビごとに決定でき、点数の低い順に2巡目のネタ披露へと移る。1巡目の順番はプロ野球のドラフト会議のように「ネタ順ドラフト抽選会」で決定。トップバッターを、かもめんたるが務め、続いてスタミナパン、コットン、セルライトスパ、ニッポンの社長、ロングコードダディ、ななまがりの順で登場した。
ニッポンの社長は1巡目でコントを披露しトップの475点をたたき出して折り返し。漫才で臨んだ2巡目はトリをつとめ、473点以上で優勝が決まる中、ドライブスルーやカラオケボックスの店員などを取り上げたネタで474点をマークし、合計949点で頂点をつかんだ。
決勝戦は21日午後7時から3時間生放送された。MCを、かまいたちと橋本環奈、審査員は千原ジュニア、中川家の剛、フットボールアワー後藤輝基、ナイツ塙宣之、アンガールズ田中卓志の5人が務めた。加えて応援サポーターをモグライダーと元日向坂46の佐々木久美、サポートアナウンサーを黒田みゆアナが務めた。
◆ニッポンの社長 辻皓平(つじ・こうへい)1986年(昭61)11月15日生まれ、京都府出身。ケツ 1990年(平2)6月11日生まれ、奈良県出身。13年結成。吉本興業所属。20年「第9回ytv漫才新人賞決定戦」準優勝。21年「第51回NHK上方漫才コンテスト」準優勝。21年「NHK新人お笑い大賞」優勝。22年「第57回上方漫才大賞」新人賞。24年まで「キングオブコント」で5年連続決勝進出。