
クマの生態に詳しい酪農学園大学佐藤喜和教授が17日、TBS系「ひるおび」(月~金曜午前10時25分)にリモートで生出演。7月以降で野生のクマによる人的被害が続出していることに関連して、クマの実態についてコメントした。
北海道では、新聞配達の最中だった男性がクマに襲われて死亡。佐藤氏は「一般的なケースとしてクマと人との事故はバッタリ遭遇したときクマが防衛的に襲うことが多い」と話す一方で、今回のケースでは「草藪に引きずり込んだ事から、積極的に人を襲い、人を獲物として確保しようとした行動にも見える」とコメントした。
MC恵俊彰から「獲物として、ということはどういうことなんでしょうか」と問われて、佐藤氏は「襲われる直前の行動が不明なので、よく分からないんですけれども、畑などでクマが作物をとった場合、自分の体が見える状況で食べるよりか、藪の中で落ち着いて食べたい。運んでから食べることがあります。同じように自分が確保したものだと思った場合には、自分の姿が見えない安全なところまで運んだことがあると思っています」と答えた。