
グローバルボーイズグループ、INI許豊凡(シュウ・フェンファン)が12日、大阪市のカンテレで、フジテレビ系ドラマ「僕達はまだその星の校則を知らない」(14日スタート、月曜午後10時)の取材会に出席した。
磯村勇斗演じる独特な感性を持つ弁護士、白鳥健治が、少子化による共学化に揺れる高校にスクールロイヤー(学校弁護士)として派遣され、法律や校則では解決できない若者の青春に向き合う学園ヒューマンドラマ。許は、白鳥が働く久留島法律事務所の先輩弁護士、緒川萌を演じる。
「中国出身というバックグラウンドや、勉強熱心な両親に育てられたという設定が一致していて、まさに自分。演じるというより自分のストーリーでした。学生時代は本当に親が厳しく、小学校、中学校と成績を厳しく見られていたので」と自身との共通点を語った。
専門用語が飛び交う弁護士役には苦労したといい、「撮影初日の前日と前々日は、ずっと家で3話までのセリフを繰り返していました。演技の先生に『あんまり(練習で)言いすぎると(本番で)不自然になっちゃうよ』と言われていたんですけど、それでもソワソワしてて、もう1回ぐらい言っとかないと安心できないというのが、クランクイン前日と前々日でした」と役作りを振り返った。
そんな許の俳優デビュー作は、22年の同局ドラマ「コンビニ★ヒーローズ~あなたのSOSいただきました!!~」。通行人役でゲスト出演し、セリフは「すいません。TGKホールってどこですか?」の一言のみだったが、大切そうに「まだ覚えています」。
当時はデビューしたばかりとあって、「グループとしても個人としてもあまり知られていない状況の中で、ゲスト出演させていただくこと自体がうれしくて。ずっとあのシーン、あの日のことを覚えていて、いつかまたお芝居の仕事ができたら、と思わせてくれたきっかけです」と話した。
本格的に俳優活動をするなかでグループメンバーの助けも得ている。
今回の出演にあたり、「コンビニ-」で共演したグループメンバーの尾崎匠海に相談をしているといい、「セリフはどう覚えてるのかとか、本番の心構えとか、いろいろアドバイスをしてもらいました。匠海は自分でセリフを録音して、自分が言うセリフの余白を作って、それを聞きながら覚えるらしいです。すごいいいなと思いました」。
同じく、同局ドラマ「北くんがかわいすぎて手に余るので、3人でシェアすることにしました。」(火曜午後11時)に出演する髙塚大夢とも「お互いの撮影の進捗(しんちょく)だったり、本番の気持ち、心境だったりを話しますね」と、メンバーと支え合いながら撮影に臨んでいることを明かした。