
俳優迫田孝也(48)が9日、フジテレビ系「ぽかぽか」(月~金曜午前11時50分)に生出演。忘れられないドラマの思い出で、方言監修として採用されたことについて語った。
2016年放送のNHK大河ドラマ「真田丸」でレギュラー出演し、俳優として脚光を浴びて、それまでアルバイトと掛け持ち生活だったのを俳優1本で勝負するようになったという。
翌18年の大河ドラマで西郷隆盛の半生を描いた「西郷(せご)どん」で、鹿児島県出身の迫田は「西郷どん」スタッフに出演の意向をぶつけていたところ、台本の方言監修でのオファーがきたことを回想。「それこそ“真田丸”が最終回迎えて、すぐ台本直しから関わったんで、2年半ぐらい、ずっとやってました」と語った。
MCハライチ澤部佑(39)から「その方言監修で携わっていた?」と聞かれて「鹿児島出身だったんで出たい、ってプロデューサーとお話していたら、方言やってみないか、って言われて…いやいや“真田丸”出たんだぜ、って思いながら」と話してスタジオを大爆笑させた。
迫田は「いろんな人たちに相談したんですけれども、引き受けて」と話した。澤部から「方言監修、って専門家の方は引き受けて、でしょ?」と聞かれて「ところがやっぱり、俳優さんがやるんですよ」と話した。そこで同じくゲストだった藤木直人(52)が「俳優さんがやってくれた方が、なんか正しい方言じゃなくて、セリフとして伝わるじゃないですか。スゴくありがたい存在だと思います」と補足した。迫田は「郷土史家の方に電話してイチから鹿児島弁を勉強した。それを形にして俳優さんに届ける、っていう」と翻訳監修としての仕事内容について説明した。
迫田は「出たい気持ちはずっと伝えていたんですよね。最後の方に佐賀藩士の江藤新平さんの役で出させていただいて、それまで薩摩言葉をやってきたのに、僕には佐賀弁指導の先生がついて、で、僕は佐賀弁を教えてもらいながら…」と泣きマネをした。澤部が「いろいろ二度手間でしたね」となぐさめた。迫田は「いよいよオレの力発揮できるなと思ったら発揮できなかった」と語った。