
元SKE48/AKB48の女優木﨑ゆりあ(29)が、主演舞台「パンセク」(7月9日初日、東京・下北沢小劇場B1)の稽古に臨んでいる。LGBTQ+を題材にしたコメディーで、さまざまなセクシュアリティーを持つ人々の中に飛び込んでいくピュアな主人公を演じる。このほど日刊スポーツのインタビューに応じた。今年は夏以降も「ゼブラ」「近松心中物語」などの出演舞台を控えている。5、6月に上演した舞台「フラガール -dance for smile-」に出演した際のエピソードも明かした。【聞き手・横山慧】
-アイドル時代にダンスの経験はありますが、「フラガール」ではフラダンスに初挑戦しました
木﨑 大変でした(笑い)。2、3カ月で本格的なフラを踊ろうと思ったら、やっぱり稽古は大変でしたね。
-主演は元日向坂46の丹生明里さん。映梨那さん、中村里帆さん、菅原りこさんらも出演していましたし、他にも女性のキャストが多いカンパニーでした
木﨑 懐かしい感じはありました。今までの舞台は結構、ヒロインとして男性の中にいることが多かったので。あれだけ女の子がいっぱいいると、グループにいた時を思い出しましたね。映梨那と一緒に「どこまで(みんなに)言おうか」みたいなことを話していました。やっぱり、グループ時代から体育会系なので(笑い)。ダンス自体をやったことがない子もいっぱいいたんですけど、せっかくやるんだったら本気でやってもらいたいから。ダンスをやっていた組として、勝手に先生になってやっていましたね。懐かしかったです。
-主演の丹生さんとは
木﨑 にぶちゃんは最後に、みんなにお手紙を書いて配ってくれたんです。「言いづらいことを率先して言ってくれて、頼れるお姉ちゃんみたいな感じでうれしかったです」みたいに書いてくれて。やってよかったと思いました。見ててくれたんだなぁ、と。
-「パンセク」のキャストは元STU48石田みなみさん、福永マリカさん、大内彩加さん、足立英昭さん、柿丸美智恵さんらです
木﨑 今回も女性が多いんです。ただ、もちろん作品ごとに役割は変わるので、「フラガール」とはまた違いますし、主演というのも意識せずにやっています。逆にすごくポンコツな役なので、その流れでなんか稽古場でもフラフラやっているかもしれません。気楽というか、気負わずにできているのでありがたいですね。