
前広島県安芸高田市長で地域政党「再生の道」代表の石丸伸二氏(42)が1日、都内で会見を行い、参院選(7月3日公示、同20日投開票)の公認候補者10人と公約を発表。会見の最後に爆笑する一幕があった。
午前10時開始予定の会見に、石丸氏は立候補者10名を引き連れて約10分ほど早く登場。会見前の恒例行事として定着しつつある、マスメディアに対しての石丸氏による質問コーナーが始まった。都議選の記事の意図、真意をめぐり、会社名を名指して問いを投げかけていった。
その後、緊張感がある中で本会見はスタート。質疑応答を順調にこなし、約1時間の会見が終了する最後、記者が本題から外れた質問を投げかけた。石丸氏が準備した画面掲出用のテロップで、東京選挙区で立候補する吉田綾氏(40)の年齢が30歳になっていた。そこを突かれた石丸氏は笑いつつも「大変申し訳ございません、おっしゃる通りです。数字の間違いは私の中では一番許されないんですけど。まさか大台を間違うとは。ご指摘の通りです。40歳です」とコメントした。
この質問で空気が弛緩(しかん)したのか、会見の司会を務める党の事務局長が「他によろしいでしょうか。それではこれを持ちまして『最小の道』記者発表を終了とさせていただきます」と締めのあいさつをすると、石丸氏を始め立候補たちが笑い出した。
石丸氏が慌てて事務局長に「党名もう1回、お願いします」とリクエストし、最後は笑顔あふれる会見で終わった。石丸氏は笑顔を浮かべながら「すみませんね、手作り感あふれる記者会見で」と言って、締めくくった。
東京選挙区では吉田綾(よしだ・あや)氏(40)が立候補。比例選挙区では元沖縄県豊見城市長の宜保晴毅氏(ぎぼ・はるき、57)ら9人を擁立した。