名作ファンタジー「パンダコパンダ」作品舞台の所沢市で展覧会 会場限定の展示も新たに制作

作品の舞台でもある埼玉県所沢市「角川武蔵野ミュージアム」で開催される「パンダコパンダ展」（（C）TMS）

角川武蔵野ミュージアム（埼玉県所沢市）は24日、「パンダコパンダ展　～－ところざわサクラタウンの巻～」を7月19日から8月31日まで開催すると発表した。全国各地で大好評だったパンダコパンダ展が、満を持して作品の舞台、所沢での体験型展覧会としてやってくる。

物語の舞台にもなっているダイニングが再現されたり、立体的で大きなパパンダのオブジェなどのほか、この会場限定の展示も新たに制作している。

「パンダコパンダ」は1972年（昭47）、日中国交正常化を記念して中国から東京・上野動物園に贈られたジャイアントパンダ「カンカン」「ランラン」が大人気になったのを機会に劇場公開された。高畑勲氏が演出し、宮崎駿氏が原案・脚本・画面設定を手がけたオリジナルの中編アニメだ。天真らんまんな少女のミミ子と、パンダ父子の奇妙で楽しい生活がユーモアたっぷりに描かれている。のちのスタジオジブリ作品の原点とも言うべき、今なお幅広い年齢層に愛され続ける名作ファンタジーでもある。