
JNN元中東支局長としてウクライナ、パレスチナのガザ地区、アフガニスタンといった世界の紛争地帯を取材してきた、戦場ジャーナリストの須賀川拓氏(42)が23日、X(旧ツイッター)を更新。前日22日にTBSを退社したと報告した。
須賀川氏は「フォロワーの皆様、おはようございます。イスラエル・米・イラン情勢で多忙を極めた週末でした。今後の展開は不透明ではありますが、イランはやや抑制的であるように感じています」と、イスラエルと軍事対立を続ける中、22日に米国から攻撃を受けたイランの現状について持論を展開した。その上で「そんな中ですが、昨日(6月22日)をもって、TBSを退職したことをご報告します」と報告した。
今後については、TBSをバックにした写真を投稿した上で「そしてReHacQにジョインします!」とビジネス動画メディア「ReHacQ」に入ることを明らかにした。同氏は、前日22日にも同社の緊急生配信番組に出演している。23日にはnoteもスタートした。
須賀川氏は、英ロンドンを拠点にテレビでは伝えきれない紛争地の生の空気や、生活を破壊され、あえぐ一般市民の声を、SNSやYouTubeを駆使して配信。22年には、国際報道で優れた業績を挙げたジャーナリストに贈られる「ボーン・上田記念国際記者賞」を受賞。23年には、監督を務めたドキュメンタリー映画「戦場記者」が公開された。中東支局長から、NEWS23専属記者に立場を変え、前日22日にも「サンデージャポン」(日曜午前9時54分)に生出演するなど、TBSの報道番組で見解を語ってきた。