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苦労人の51歳演歌歌手「万感な思いで歌う、という気持ちではない」30周年記念パーティー


演歌歌手の美貴じゅん子が30周年記念パーティーをホテルニューオータニで開催。彼女はデビュー以来の浮き沈みを振り返り、「万感な思いで歌う」と述べながらも、これまでの道のりを冷静に語った。契約が切れアルバイト生活をしていた時期もあり、「そんなに甘くなかった」と苦笑した。30周年を迎え、今後は更なる飛躍を目指すと意気込みを語った。この日は新曲「流氷たずね人」を含む全21曲を披露し、ファンや友人たちと特別な一日を過ごした。特にアルバイト時代の仲間も駆けつけ、彼女の再起を祝った。

30周年記念パーティーに出席した美貴じゅん子

演歌歌手の美貴じゅん子(51)が22日、東京・ホテルニューオータニで、30周年記念パーティーを行った。

1996年(平8)5月、テイチクからシングル「ほおずき」でデビューするもなかなかヒットに恵まれず、2004年には契約が切れ、バイト生活を余儀なくされる過去もあった。「万感な思いで歌う、という気持ちではない。30年間コンスタントに歌手生活を送れたわけではなく、十何年も冬眠生活していた時期もあった」と振り返り「デビューしてからの、1人の人間としての時間も含めての30周年となります」と説明した。

この日の観客にはファン以外にも、アルバイト時代の仲間なども駆けつけた。「涙は流さない」と強がったが、やや涙ぐんでいた。「今日、涙を流すのは違うと思う」と続け、「自分の足でヒットして、皆さんに恩返しをできるステージに立てたときに流すものと心に誓った」と気丈に話した。

敬愛する山川豊(66)からは「緊張しないでいつも通りやって」とエールを受けた。師匠細川たかし(75)からは「若作りするのは随分一人前になったけど、しっかりやりなさい」という、実に細川らしい励ましをもらった。

30年を振り返り、デビュー当時の自分を「甘かった」と振り返った。「CDを出してキャンペーンをすれば、すぐにCDが売れて、盛り上がると思っていた」という。だが、現実は違った。「そんなに甘くなかった」と苦笑し、「1枚のCDを買ってもらうことの大変さが分かった」と言葉をかみしめた。

今後については「30周年よりも40周年の方がすごいねと言われるように頑張りたい」と意気込んだ。「花の30代に1曲もCDを出せなかった」と悔しさをにじませつつも「50代でも鍛えていけば、絶対に今より良い歌が歌えると信じている」と胸を張った。

21年4月、17年ぶりに古巣テイチクへ復帰。その際、当時の社長から「遠回りをしたからこそ、50代60代は大いに歌ってください」とのメッセージもらった。今でもその言葉をしっかり胸に焼き付けている。

この日は、和服、ドレスと3つの衣装を用意。バンド演奏も入れ、18日発売の新曲「流氷たずね人」やポップス曲など全21曲を披露した。

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