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「今でもはっきり覚えています」沢口靖子 「「澪つくし」でジェームス三木さんから贈られた言葉


有名な日本の脚本家ジェームス三木さんが、2024年6月14日に肺炎で亡くなりました。91歳でした。代表作には、1985年のNHK連続テレビ小説『澪つくし』やNHK大河ドラマ『独眼竜政宗』などがあります。特に『澪つくし』は、千葉県銚子市を舞台に純愛を描き、全国的なヒットを記録しました。主演を務めた女優の沢口靖子は、俳優としてのキャリアを築くきっかけになったとし、この作品を「原点」と述べています。三木さんは旧満州で生まれ、大阪で育ち、脚本家として多くの人気作品を手掛けました。彼の遺した作品は、多くの視聴者を魅了し続けています。

沢口靖子(2024年6月撮影)

1985年のNHK連続テレビ小説「澪つくし」など多くのヒット作を手がけた脚本家のジェームス三木(じぇーむす・みき、本名山下清泉=やました・きよもと)さんが、14日に肺炎のため都内の病院で死去した。三木さんの家族が18日、明らかにした。91歳。葬儀は近親者で行った。

「澪(みお)つくし」はNHK連続テレビ小説の第34作として、85年4~10月まで放送された。千葉県銚子市を舞台に、しょうゆ製造を営む旧家のヒロインを演じた沢口靖子(60)の出世作となった。最高視聴率は55・3%、平均視聴率44・3%を記録する大ヒット作となり、全国に「純愛ブーム」を巻き起こした。

「澪つくし」主演した沢口は19日、所属事務所を通じ、追悼のコメントを発表した。

沢口は「全国のお茶の間で私の名前を知っていただく機会となった朝ドラ『澪つくし』は、ベテランの俳優さん達に囲まれて無我夢中の毎日でした。関西弁のイントネーションが抜けず苦しんだ日々もありましたが、撮影中に20歳の誕生日を迎え大勢の皆さんにお祝いして頂き、感激したことは今でも忘れられません」と振り返った。

そして「打ち上げ会場で『やっと女優の卵からヒナが孵(かえ)ったところですよ』とこの世界の厳しさとエールの言葉を贈ってくださったジェームス三木先生の言葉を、今でもはっきり覚えています」と懐かしみ、「『澪つくし』は私の原点です。素晴らしい作品に出逢わせていただき、本当にありがとうございました。安らかにご永眠されますよう、お祈りいたします」と「恩師」を追悼した。

三木さんは1934年、旧満州(中国東北部)の奉天で生まれた。終戦後に大阪に引き揚げ、高校卒業後に俳優座養成所入り。同所での活動は2年ほどで、55年にテイチクレコードの新人コンクールに合格を機に歌手に転じた。だが、歌手でも芽が出ず、67年にシナリオコンクールで入賞したのを機に脚本家に転身。人気テレビドラマの脚本を多数執筆した。NHK大河ドラマでは87年「独眼竜政宗」のほか、95年「八代将軍 吉宗」、00年「葵 徳川三代」の脚本を担当。特に山岡荘八の歴史小説が原作の「独眼竜政宗」は、渡辺謙が主演して大ヒット。現在も大河史上1位の平均視聴率39・7%を記録した。

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