
NHK大河ドラマ「独眼竜政宗」「八代将軍 吉宗」「葵 徳川三代」や、NHK連続テレビ小説「澪つくし」など、多くのヒット作を手がけた脚本家のジェームス三木(じぇーむす・みき、本名・山下清泉=やました・きよもと)さんが亡くなったことが18日分かった。91歳だった。
NHKアーカイブスの公式X(旧ツイッター)ではこの日夜、三木さんの死去を伝えるとともに、「【追悼 ジェームス三木さん死去】」と題して投稿。三木さんが残した名作の紹介や、「ジェームス三木さんが当時を振り返ったインタビュー記事も掲載しています」などと記した。
三木さんは、旧満州(中国東北部)生まれ。俳優座養成所を経て、1955年にはテイチクレコードの新人コンクールに合格し、歌手としても活動を始めた。その後、シナリオコンクール入賞をきっかけに、脚本家に転じた。
山岡荘八の歴史小説を原作にした「独眼竜政宗」(87年)は、渡辺謙が主演して大ヒット。「澪つくし」(85年)は、ヒロイン役の沢口靖子さんの出世作となった。
小説に「存在の深き眠り」「翼をください」などがある。