
NMB48川上千尋(26)が12日、大阪市のNMB48劇場で行われたチームN公演「N ship」で卒業を発表した。
川上は2012年12月に4期生としてお披露目。14年2月に正規昇格、16年10月に「僕以外の誰か」で初選抜入りした。22年、「好きだ虫」で初センターを務めた。
小1から8年間、14年ソチ五輪5位の町田樹氏らを育てた大西勝敬コーチの指導を受け、フィギュアスケートに取り組んだ。ダンスユニット「だんさぶる!」メンバーに選ばれるなど、グループでも屈指のダンススキルを誇る。
だが、なにより川上の代名詞といえば、阪神タイガースだろう。
小学校4年の時にマット・マートン選手の本塁打を目の当たりにして、虎党に開眼。毎年、甲子園球場ではもちろん、地方開催での試合にも足を運ぶグループ最強の“阪神愛”を持つ。その熱心さから、TORACO応援隊長や甲子園グルメ大使にも起用され、始球式にもたびたび登場してきた。選手、チームに対する考察は、目の肥えたファンからも一目置かれた。
23年に渋谷凪咲が卒業し、4期生最後のメンバーに。昨年12月に石田優美が卒業してからは、グループ最古参メンバーとなっていた。
家電量販店「上新電機」のCMにも出演するなど、“グループの顔”的存在として活動する一方、将来の夢に女優を掲げているように、近年は舞台にも積極的に出演してきた。卒業を発表し、新たな一歩を踏み出す。
◆川上千尋(かわかみ・ちひろ)1998年(平10)12月17日生まれ、大阪府出身。チームN。12年12月に4期加入。14年2月、正規昇格。16年10月「僕以外の誰か」で初選抜。22年、「好きだ虫」で初センター。ダンスユニット「だんさぶる!」のメンバー。特技はフィギュアスケート、阪神タイガースの応援。身長154センチ、血液型A。愛称は「ちっひー」。