お笑いコンビ、ますだおかだ増田英彦（55）が12日、パーソナリティーを務めるABCラジオ「ますだおかだ増田のラジオハンター」（木曜正午）内で初披露されたホテルニューアワジCMソングの取材会を開いた。
兵庫・淡路島の「ホテルニューアワジ」と言えば、シンガー・ソングライターの西浦達雄氏の作詞・作曲によるオリジナルCMソングで知られる。最後の「ホテルニュ～ア～ワ～ジ～♪」のフレーズは、関西人では知らない人はいないといえるほど有名だ。
増田は父親が淡路島出身で、08年に自らが作詞・作曲した「淡路島」で歌手デビューもしている。その際に、同ホテルに助けてもらった縁や、幼い頃から同ホテルを訪れていた体験もあり、22年に「フルコーラス作りませんか？」と提案。ホテル側としても、ラジオCMのリニューアルを考えていたこともあり、制作が決まった。
ラジオCM20秒間に最後のメロディーを残しながら、そこに至るまでの歌詞を作り込んだ7パターンのCMソングを制作。温泉につかりながら歌っている設定で、増田がアカペラの鼻歌を披露しており、「アカペラは恥ずかしいです」と照れながらも、「皆さんが知っている『ホテルニュ～ア～ワ～ジ～♪』のイメージを崩さないように意識した」と原曲にリスペクトを示しつつ、「死んだオヤジが聞いたらビックリすると思う」と仕上がりに自信を見せた。
意外に知られていないが、同ホテルグループは淡路島以外にも20のホテル、旅館を運営しており、7パターンではそれぞれ、7つの系列ホテルを紹介している。自らホテルを訪れ、作詞のアイデアに盛り込んでおり、「『ホテルニューアワジのCMのパクリやん！』って思ったら、実はニューアワジの系列なんやと分かってもらえたらOK」と知名度アップにつながればと意気込む。
20の系列ホテルすべてのCMソングを作る意欲もあり、「岡田はおかんが小豆島出身なので、もしホテルニューアワジさんが小豆島できたら、岡田にも『ホテルニュー小豆島♪ 開店ガラガラ』って協力してもらいます」と、相方の岡田圭右を巻き込むプランも披露した。
テレビCMソングに出演する淡路島出身のモデル朝比奈彩にも「歌ってほしい」と言い、大の虎党らしく、「シーズンオフにホテルニューアワジさんで、淡路島出身の近本（光司）選手と村上（頌樹）選手のトークライブとか見てみたい。そこで、六甲おろしを歌った後にホテルニューアワジの歌を合唱したい。さすがに登場曲にしてとはよー言いませんけどね」と笑顔。2人がお立ち台などで見せる「淡路島ポーズ」について「僕が淡路島のCDを出したときに僕がやってるんですよ。『神戸からこぼれた涙の形』って歌詞があって、そのポーズを。その時のことを知ってる人からも『2人でやってるで』って。でも、近本選手に聞いたら、僕の『淡路島』って曲を知らなかったんで、たまたま思いついたんでしょうね」と笑っていた。
