
テレビ東京の前官邸キャップの名物記者、篠原裕明氏が10日、自身のX(旧ツイッター)を更新。政治家について「全人格が問われている」との私見を示した。
篠原氏は「選挙は、政治家は、政策だけでなく、全人格が問われるものなのだと、改めて感じている」とつづった。特定の政治家などは示していないが、今夏の参院選比例代表に国民民主党から立候補を予定している山尾志桜里元衆院議員(50)の会見と重なるタイミングでの投稿となった。 山尾氏は公認内定後、初めての記者会見だったが、参院選に関する質問よりも、2017年の衆院議員時代に報じられた不倫問題への説明を求める質問が相次ぐ異例の展開となっていた。
篠原氏の投稿に対しては、「多少、性格はアレでも…と思っていたんですが土台がないと国家観など持てないものなのかと」「そのとおりですね。その人が本当に信頼するに値する人物なのか、その人が行ってきた言論、特に行動全てがその判断基準になります」「政治家である前に、意図なのです」などのリアクションが寄せられた他、山尾氏に関する意見も複数、あった。
篠原氏は小学生のころに「天才・たけしの元気が出るテレビ」に出演し、「ちびっこ篠原くん」として人気を集めた異色の経歴の持ち主。04年にテレ東に入社し、制作局でバラエティー番組制作に携わった後、報道局に異動。18年に官邸キャップとなり、分かりやすい政治解説で人気者となった。現在は「WBS(ワールドビジネスサテライト)」のデスクとして番組制作の陣頭指揮をとっている。