
「2ちゃんねる」開設者で元管理人の「ひろゆき」こと西村博之氏(48)が12日までにX(旧ツイッター)を更新。国民民主党が11日、今夏の参院選比例代表に擁立を予定していた山尾志桜里元衆院議員(50)の公認を取り消すと発表したことについて私見を述べた。
元NHK職員で笑下村塾代表のたかまつなな氏が「最近、複数の党で『公認取消』があった。党からアプローチしてお願いしたにも関わらず、過去の行動が掘り起こされ炎上し、ネット世論に負け公認が取り消された」などとつづった投稿を引用。ひろゆき氏は「須藤元気さんは、反ワクチンを改めると言ったけど、山尾志桜里さんは、不倫を認めないから反省も必要ないという主張をした」と書き出した。
続けて「間違った行動や考えを改めるセカンドチャンスは必要だけど、記者会見という反省のチャンスを棒に振った山尾さんが一般の人から非難されるのは当然じゃないかな。。」と指摘した。
ひろゆき氏の投稿に対し「有権者が1番聞きたかった事は一切、発言しなかったですもんね。昨日の会見は難しい状況だったが しっかり説明責任を果たしていれば 状況は多少なりとも変わったはずだった」「山尾の会見がしょうもないのが問題ではなく、自分で誘ったくせに都合が悪くなったからって切り捨てる玉木が人として信用できないってのが問題」「考えを改めたら改めたで一貫性のない人って評価する人もいるし、票を集めるのも大変やな」などと書き込まれていた。
山尾氏は10日に出馬会見をしたばかりだった。2時間半の会見で、質問は議員時代の2017年に報じられた不倫報道に集中。当時、報道陣の質疑に応じなかったなど取材対応について「8年前の自分の行動と対応の未熟さを、おわび申し上げます」と謝罪。だが、不倫報道の事実関係は「今、新しく言葉をつむぐことはご容赦をいただきたい」「いろいろな思いの方がいる」として真相は語らなかった。
山尾氏の擁立は、衆院初当選同期の玉木雄一郎代表が打診した。山尾氏の立候補が報じられて以降、上昇傾向だった国民民主の政党支持率は下落に転じていた。