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小泉進次郎農相が言及のコメ流通の「ブラックボックス」 専門家「転売結構あったと聞いている」


2025年5月、小泉進次郎農相は、フジテレビ番組「サン!シャイン」に出演し、コメの流通における複雑な問題について議論しました。流通経済研究所の折笠俊輔氏によれば、流通システムは米余りを前提としており、今年の米不足では十分に対応できなかったと指摘されています。特に集荷業者間での転売や新規参入の難しさが問題視されています。また、JAによる流通の独占的な体制や、転売目的の業者の増加がブラックボックス化を進行させていると報告されています。これらの問題の根底には、供給量の減少があるとされています。

小泉進次郎農相(2025年5月)

俳優谷原章介(52)がMCを務めるフジテレビ系「サン!シャイン」(月~金曜午前8時14分)では6日、小泉進次郎農相が「極めて複雑怪奇。ブラックボックスがあるとの指摘が多々寄せられている」などとしたコメの流通の問題点について、流通経済研究所の折笠俊輔・主席研究員が出演し「(流通過程の中で)転売も結構あったと聞いている」と解説した。

折笠氏は、現在の流通システムについて「2~3年前まで安定供給できてきたシステムだが、米余りを前提にしたシステムだった。農協が4割くらいあったシェアが26%まで下がった。地元の業者、集荷業者、ブローカーみたいのが出てきて値段が上がっていた。いろんな人がコメを買い求めて集荷業者間で転売とかも結構あったと聞いている」と指摘。「今年みたいな米不足というかなり異常事態になった時に、かなりブラックボックス、見えないところが増えていっちゃった。コメ不足下では弱いシステムだったのかもしれない」と解説した。

また「米不足になった瞬間、ないってことが分かれば、足元を見合うみたいな動きになっていろんな人が参入してきて見えない動きが増えた。JAに行かなかったってことで国が把握できない動きが増えて、特に今年は複雑怪奇でブラックボックスが生まれたというところがあるんじゃないか」と語った。

番組は、ドン・キホーテ運営会社が出した5次問屋まで存在して中間コストが発生しているとの意見書を紹介。意見書では、集荷業者の9割近くを占めるJAが一時問屋を特約店のように決定していて新規参入が非常に難しいとの指摘や、二次問屋以降、転売目的の業者が横行しているのではないかとの指摘があったという。

折笠氏は、新規参入が困難との指摘について「結構難しいところがありまして新しく立ち上げた謎の会社に売るわけにもいかない。JAで与信を取ったり。ちゃんと扱えるか確認する。全農じゃなく地域のJAに直接行って買っているスーパーも出てきている。そういうやり方なら全農飛ばしじゃないですけどやれちゃいうところもあります」などと解説。転売の横行の指摘いは「転売については、今年に限ってはかなり入ってきていた部分あったのかなと思います」とした。そして、根本原因として「もともとの量の不足がすべての根本原因だと思います」と語った。

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