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古市憲寿氏、フジ第三者委「二次被害懸念でやりとり差し控え」は「逃げたと思われても仕方ない」


社会学者である古市憲寿氏は、フジテレビの第三者委員会の対応に批判的な意見を述べました。元タレント中居正広氏の代理人が求めた調査報告書関連の情報開示について、委員会が「二次被害」を理由に拒否したことに、古市氏は「迷走している」と指摘しました。委員会が世間に報告書を公表したにもかかわらず、説明責任を避けているとし、信頼性の欠如を懸念しています。さらに「二次被害」の理由を具体的に説明すべきだと主張しました。委員会の一連の対応に「相当にまずい」との批判も除きません。

古市憲寿氏のインスタグラムから

社会学者の古市憲寿氏が3日、X(旧ツイッター)を更新。元タレント中居正広氏(52)の代理人弁護士によるヒアリング記録などの開示「再要求」に対する、フジテレビの第三者委員会の対応について、私見を述べた。

フジテレビの第三者委員会は、中居氏側が、5月30日に、第三者委に調査報告書に関わるヒアリング記録などをめぐり、再度、開示を求める声明を発表したことを受け、報道各社にファクスを送信し、回答。書面は「『委員会に対する再度の資料開示・釈明等要求のご連絡』に対するご回答」と題して送信。5月30日付で「『貴委員会に対する再度の資料開示・釈明等要求のご連絡』を拝受した」とし、4項目にわけて見解をつづった。二次被害を懸念し、やりとりを差し控えるとした。

古市氏は「フジテレビの第三者委員会、迷走していますね」と前置きし、「『二次被害』を理由に回答を拒否するなら、そもそも3月31日、報告書も関係者だけに開示して、世間に公表しなければよかった。それなのに竹内朗弁護士たちは、わざわざ記者会見までしている」と指摘。

続けて「『二次被害』というマジックワードを武器に、説明責任から逃げ続けるなら、第三者委員会の信頼性そのものが失われかねない。6月2日の『日経新聞』にもありましたが、適当な事実認定で報告書が公開されることもあるのに、反論の手続きがないのも大問題」とつづった。

「しかも中居さんの代理人が訴えるWHO定義を恣意的に使用したことの可否や、守秘義務の誤認という問題が、どう『二次被害』に当たるのかもわからない。本当に『二次被害』が当たる可能性があるなら、世間に非公表で回答していいかどうかを代理人に聞けばいい」とした上で「相当にまずい、クリティカルな問題を認識しているからこそ、回答から逃げたと思われても仕方がないですね」と締めくくった。

第三者委の書面の4項目については以下の通り。

   ◇   ◇   ◇

第一 本調査報告書に関わる証拠等の開示について再度の要求

ご請求をいただいた資料につきましては、開示を差し控えます。

その理由は、当委員会の2025年5月22日付「『受任通知兼資料開示請求及び釈明要求のご連絡』に対するご回答」に記載したとおりです。

第二 本調査報告書の問題の指摘及び釈明の要求

当委員会からの説明は、2025年3月31日付調査報告書(公表版)、同日行われた記者会見、2025年5月25日付「『受任通知兼資料開示請求及び釈明要求のご連絡』に対するご回答」において述べたとおりです。

貴職らの2025年5月30日付「貴委員会に対する再度の資料開示・釈明等要求のご連絡」を拝受し、貴職らの見解と当委員会の見解の間には、依然として大きな隔たりがあり、埋め難いものであると感じた次第です。

第三 被害者に二次被害を与える危険性について

当委員会は、2025年3月31日付調査報告書(公表版)6頁において、「【お願い】FMH及びCXの役職員、取引先、その他関係者、報道関係及びマスメディア各位においては、ハラスメント被害・人権被害を受けた被害者に対し、詮索、特定、報復、誹謗中傷などの二次被害を与えることのないよう、特段の配慮をお願いしたい。」と記載しており、同日に行われた記者会見でもこの箇所を読み上げてお願いしたところです。

当委員会は貴職らとの一連のやりとりが、被害者に二次被害を与える危険性があることを懸念しており、貴職らにもその観点からのご配慮をお願いしたく存じます。

第四 今後について

上記に述べたところを踏まえて、当委員会は、今後の貴職らとのやりとりを差し控えさせていただくことといたします。

(原文まま)

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