
プロ野球の巨人の監督を2期15年にわたって務めた巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄(ながしま・しげお)さんが、3日午前6時39分、肺炎のため、都内の病院で亡くなった。89歳だった。読売新聞グループ本社、読売巨人軍、オフィスエヌが連名で発表した。
訃報が公表された直後の午前9時前後には、ラジオ各局も速報。ニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー」では、垣花正が「今、入ってきたばっかりのニュースですが、こう衝撃的ですね」と驚きの第一声を放つと「長嶋茂雄さん、89歳でらして、時々野球の大きなイベントなんかがあると、お姿を拝見できることがあって、今回もドジャースの開幕戦を東京ドームでやった時に、大谷翔平選手と長嶋茂雄さん、車いすでツーショットの姿を見たときに、長嶋さん、随分お年を召したけど、まだまだ元気でいてくださるだろうと思ってはいたんですが。やっぱり心のどこか片隅では、人間はいつまでも生きられるわけではないので、長嶋茂雄さんという人がお亡くなりになる日も、もしかしたら来るのかな、と心の準備はしますけど…あまりに存在が大きいんでね。ちょっと衝撃ですね」と繰り返した。さらに「監督時代も長嶋茂雄さん中心に、監督ではあっても、あの人がグラウンドにいるということは、プロ野球の中心はあそこでしたよね。長嶋茂雄さんがいる場所でしたよね」としみじみ語った。
文化放送「くにまる食堂」では、野村邦丸が「元巨人の長嶋茂雄さん、89歳でいらっしゃったんですが、この人生に幕を閉じられました。お亡くなりになりました」報告。「晩年ということになるんでしょう。脳梗塞を患って、それでもご不自由なお体で東京ドームへも何度も足を運んで、とにかく、メークドラマという言葉も作ったし、年代によっては後楽園球場をはじめ、(立大時代)神宮に行かれた方も中にはいらっしゃるかな、ご高齢の方で。ニッポンのスターであった、長嶋茂雄さん。私、正直申し上げまして、『お疲れさん』という。89歳ですから、まあまあ、ご長寿になるんでしょうけども、ずっと戦い続けた人生だった気が致します」と語った。
TBSラジオでも「パンサー向井のふらっと」の時間内のニュースで、熊崎風斗アナウンサーが訃報を速報した。