
吉本興業の漫才コンビ「令和喜多みな実」が、7月11日のライブをもって解散する。野村尚平(37)河野良祐(38)が29日、そろってX(旧ツイッター)を更新し、発表した。
河野は「2025年7月11日(金)のライブをもって令和喜多みな実を解散することとなりました。今まで応援してくださった方々、コンビでの活動復帰を待ってくださってた方々には本当に申し訳ない気持ちでいっぱいですが、2人で出した最善の道が『解散』という形でした」と報告。
「野村には感謝しかありません」とし、「楽しいも悔しいも嬉しいも苦しいも野村と味わえて良かったですし、野村としか見れない景色をたくさん見させてもらいました」と続け、相方を思う気持ちも加えた。
一方、23年2月から休養を発表していた野村もXを更新し、7月11日の「単独公演をもって」解散すると報告。「長らくの間、復帰を心待ちにしてくださった皆様のご期待に添うことが叶わず、また突然のご報告となりましたことを心よりお詫び申し上げます」と謝意を述べた。
その上で「2022年頃から心身の不調が続き、その対応を検討する最中の翌23年2月より休養を頂戴しておりました。その間も温かく応援してくださったファンの皆様、同輩芸人の皆様、関係者各位にこの場をお借りして深く御礼申し上げます」と思いをつづった。
野村は今後にも言及し「私の今後の進路は全くの未定です。どういった形になるかは分かりませんが、皆様にまたお会い出来る日をお待ちいただければ幸いです」とし、芸能活動は継続する意向も添えた。
野村は「夢のような17年間でした。これで醒めてしまわぬよう、また創作に向き合いたく思います」との考えも記した。
令和喜多みな実は、河野、野村のコンビで、08年に「プリマ旦那」として結成。10年には「ABCお笑いグランプリ」で決勝に進出し、11年「第9回MBS新世代漫才アワード」で準優勝。13年には「第48回上方漫才大賞」新人賞を受賞するなど、関西の賞レースで活躍。新元号を機に、コンビ名を改名した。その後、23年2月、野村が体調不良で休養を発表していた。