
アルピニストの野口健氏(51)が28日、X(旧ツイッター)を更新。軽装などの無謀な登山者による救助要請が相次いでいる問題に私見を述べた。
野口氏はこれまで、閉山期の富士山登山における遭難が後を絶たない状況をたびたび問題視し、18日には「閉山期の富士山登山について白黒ハッキリさせた方がいい。禁止にするのならば、違反者には明確なペナルティーを化す。あくまでも、冒険として閉山期の登山を認めるのならば、あくまでも自己責任。レスキュー費用は自己負担。このどちらかだと思います」と提言するなどしていた。
しかし、「富士山のヘリ救助有料化、政府が慎重姿勢『課題を十分整理して判断すべき』 参院総務委」との見出しが付けられた記事を引用し、「あまりに現場と乖離した意見。政府なんてものはそういうものかもしれませんが」と言及。「県警によるヘリレスキューなので、山岳遭難に関しては民間ヘリに委託し県警は余程のことがない限り飛ばさなければいいと」と自身の考えをあらためて示し、「ヒマラヤ(ネパール)では基本、山岳救助は民間ヘリ。軍や警察のヘリが山岳レスキューに来るのを見たことがない」とつづった。
また「【議論】半袖で『寒い…』富士山相次ぐ“無謀登山”にヘリ救助有料化案『有料化した場合、救助要請をためらうのでは…』」との見出しの記事を貼り付け、「少しは『ためらえって』話し。半袖で登って寒いからってヘリを要請するのは論外」とピシャリ。「『知らんがな』もしくは『請求しますよ』で宜しいのでは」と私見を述べ、「無料の方が『人様の税金によって救助されるぐらいなら野垂れ死にした方がいい』と救助をためらう人がでてきやしないか」と補足した。