
日本音楽著作権協会(JASRAC)は16日、東京・渋谷区の古賀政男音楽博物館で、JASRAC賞を発表した。
JASRAC賞は、前年度にJASRACから著作物使用料の分配額が多かった作品の作詞者、作曲者、音楽出版社の功績と栄誉をたたえ表彰するもので、1982年の創設から今年で43回目。
宇佐美和男常任理事は「25年3月にはストリーミング再生で9億回を突破などインタラクティブ分配額で2位のほか、ゲームやカラオケなど幅広い分野で利用され、昨年に引き続き2年連続の金賞受賞となりました」と発表した。
なお、金賞受賞者は22日、京都で開催する「MUSIC AWARD JAPAN」において、「クリエーター特別賞」で表彰する。
<2025年JASRAC賞>
◆金賞「アイドル」
◆銀賞「Bling-Bang-Bang-Born」
◆銅賞「唱」
◆国際賞「ワンピースBGM」
◆外国作品賞「SOUL BOSSA NOVA」
金賞を受賞した「アイドル」の作詞作曲を手がけた音楽ユニットYOASOBIのAyase(31)は「昨年に引き続き受賞できたこと、大変うれしく思います」と喜びをコメント。「楽曲が世に放たれ、沢山の方に聴いてもらえる状況が1度生まれただけでもうれしいことで、それがこうして年をまたぎ、長い時間愛し続けてもらえていること、とても感慨深いです。作曲者冥利(みょうり)、ミュージシャン冥利につきます」と続けた。
また、「これからも思考を止めず、真摯(しんし)に音楽と向き合い、自分の信じた道をまい進していきます」と決意を表明した。