
NHK Eテレ「ニャンちゅう」シリーズのキャラクター、ニャンちゅうの声などで知られ、筋萎縮性側索硬化症(ALS)と診断されて闘病している声優の津久井教生(64)が、13日までにブログを更新。症状の進行具合についてつづった。
津久井は「味覚チャレンジ」として味や香りを確かめながら食事をする様子をブログに投稿しているが、舌を出した自身の写真に対し「同じALSの方や色々な方から 口から舌が出せているのがすごいと言われました」と反響があったという。「そうなのです…私はまだ舌が動くのです 弱くなってきましたが口からべェ~っと出せますし 舌鳴らしをする事が出来ます 口も動かすことができて笑顔を作ることが出来ます」と現状を記し、「これはありがたいことだと思っています」とつづった。
自身の舌と口について「徐々に動かなくなるALSに罹患して最後に残っているところです 私の場合のALSの進行は足から始まって 手に移って背中や首へと進みつつ 呼吸する筋肉に及びつつあります…そうなのです…手足はほとんど動かなくなりましたが私の場合口と舌は動くのです」と説明。あらためて、舌を出した笑顔の写真をアップした。
「ALSの個人差って本当に不思議です ALSの罹患者の数だけ種類があるなんて言われているくらいですから…」と津久井。「ですからALSの事を話す時に当事者なのに『私の場合は』と喋ることになってしまうのです さすが難病だと思います…徐々に全身が動かなくなると言う共通性があるようでいて一貫性がないのだと思います…」と個人差が大きい病であることを強調しつつ、「それでも…たとえ治療法はなくとも『私の場合は』の対症療法に望みを託すのです」と思いをつづった。