歌手氷川きよし（47）が10日、日本テレビ系「withMUSIC」（土曜午後10時）に出演。MC有働由美子（56）の語りかけた言葉に思わず涙をみせた。
氷川は24年夏の芸能界復帰以後、初となる民放番組の出演、日本テレビ系の音楽番組では5年ぶりとなった。氷川が「ちょっと近づいていい？」と座っていたソファーで有働ににじり寄った。直後に有働はくだけた言葉づかいになって「あのさぁ…みんなが期待する氷川きよしでいたわけじゃないですか」と語りかけた。氷川はその言葉に反応して「泣いちゃう」とひと言つぶやいて、両手を両目の下に添えた。
有働は「でも、周りが反対しても、そっちにいく…なんでそこまでしてそっち？」と切り込んだ。氷川が正統派演歌のスターとして20年以上歩んできたスタイルを打ち破って、きらびやかなドレスをまとって、メークをしてポップス歌謡に路線変更した真意について尋ねた。
氷川はあごをあげて、目に涙をためて、声をかすらせながら「そうです…なんだろう…ファンの方にはビックリさせたり驚かせた気持ちはあったんですけど、もっと自分でいたいな、って…心の中にある、もっと自分、こうなんだけどな。全部自分の心の中、きよしくんの部分だけじゃない…っていうのがすごくあって。それで“嫌い”って言う人もいるだろうな、っているだろうな…でも後悔したくない」と涙をこらえて一気にしゃべった。
