7人組女性アイドルグループ、SWEET STEADYが28日、東京・Zepp羽田でデビュー1周年記念東名阪ツアー「1st ANNIVERSARY TOUR 2025『SWEET BLOOM』」のファイナル公演を行った。
アンコールでは昨年12月以来となる2枚目のシングル（タイトル未定）発売をサプライズ発表。今年夏ごろ発売といい、塩川莉世（24）は「またリリースイベントでいろんなところに行けることが楽しみです。みなさんも楽しみにしていてください」と呼びかけた。
白石まゆみ（24）も「私たちもさっき聞いたんですよね。またみなさんに会える機会をいただけてうれしいです！」と笑顔で話した。
公演ではデビュー曲「始まりの合図」をはじめ、28日配信の新曲「ぐっじょぶ！」、ツアーで初披露の未配信曲「なりたい私」、1周年記念曲「SWEET BLOOM」など16曲を披露した。
白石は「ぐっじょぶ！」について「いつも頑張っているみなさんへ向けた最強の1曲です。歌詞が大好きで、こういう曲を歌ってみたかったなと思っていました」と笑顔でPRした。
「なりたい私」についても山内咲奈（21）は「アイドルとしてなりたい自分にいつかなれるよというメッセージが込められています」と説明。庄司なぎさ（24）は「自己肯定感が上がって、歌うだけでキラキラした気持ちになりますね」と笑顔で話した。
23年日本レコード大賞最優秀新人賞のFRUITS ZIPPERの妹分グループで、花束をコンセプトに昨年3月にデビュー。全員にアイドル活動経験があり、結成当初から注目を集めてきた。
1年間の思い出も語り、音井結衣（24）はYouTube番組でゾンビと幽霊に挟まれる心霊ドッキリにかけられたことを回顧。「本当に普通にお仕事をしていると思ったら森へ連れて行かれて…」と笑い「どんどんSWEET STEADYの良さを伝えていきたいですし、これからもワクワクしています」と話した。
塩川は昨年4月のデビューライブを思い出に挙げた。「あの時のステージで見たみなさんの温かい目が忘れられないですね」と語り、「今日はチケットが完売したんですよね。うれしいです。ありがとうございます！」と詰めかけた約2200人のファンへ感謝した。
ツアーは4月12日の大阪公演を皮切りに、愛知、東京とめぐってきた。アンコールでは再び「ぐっじょぶ！」と「始まりの合図」をパフォーマンスして締め、奥田彩友（24）は「本当に楽しくて、ツアーが終わっちゃうのは悲しいけど、2年目もみなさんのことを楽しませるのでついてきてください。ありがとうございました」とあいさつした。 今回のツアーは「満開の花束を届ける」ことをテーマとしており、栗田なつか（22）も「メンバーとスタッフさんとの目標だったチケット完売が達成できてうれしいです。2年目も着実に大きく進めるように頑張るので、満開の景色を見てください。ありがとうございました」と話した。
塩川は同会場が前グループ所属時の解散ライブの地だったといい「思い出の場所でまたスイステとして戻ってこられてうれしいです。こんなにたくさんの方に見てもらえて本当に幸せだなと思います。これからもみなさんを幸せにさせることのできる人間になっていきたいと思っています。2年目もたくさん愛してください。よろしくお願いします」と語りかけた。
1曲目の時点で目を潤ませていた庄司はメンバーから指摘され「私はリハーサルから泣いていたから」と笑いを誘った。最後のMCでも涙をみせ「1周年記念は2年目の一歩でもありますし、スイステは満開になる準備ができています。こんなにかわいくて魅力的なメンバーがそろっています。みんなともっともっと大きな夢をみたいです。2年目もよろしくお願いします」と声を詰まらせながらあいさつ。それぞれが2年目へ向けた思いを伝え、最後はグループで行っている円陣のかけ声を「やってみたかったこと」としてファンと共に実演し、ステージを締めた。【松尾幸之介】
◆SWEET STEADY 芸能事務所、アソビシステムが手がけるアイドルプロジェクト「KAWAII LAB．」の1グループで、奥田彩友、音井結衣、栗田なつか、塩川莉世、白石まゆみ、庄司なぎさ、柳川みあ、山内咲奈の8人で結成。全員がアイドル活動経験を持ち、デビュー時点でSNSの総フォロワー数は190万人越え。FRUITS ZIPPER、CANDY TUNEが先輩グループにあたる。グループ名には「かわいい（SWEET）」を集めた花束のような彼女たちが、さまざまな経験をする中で「着実に（STEADY）」一歩ずつ成長して欲しいという思いが込められている。24年7月に柳川が脱退して7人体制となった。後輩グループには「かわいいだけじゃだめですか？」がヒット中のCUTIE STREETがいる。
