
當真あみ(18)が日本テレビ系7月期連続ドラマ「ちはやふる-めぐり-」で主演を務めることが17日、分かった。連ドラ初主演で、高校かるた部の幽霊部員、藍沢めぐる役。人気漫画原作で、16年から18年にかけて3作が公開された映画版の10年後の世界を描くオリジナル物語。映画シリーズから上白石萌音(27)の続投も決まり、高校非常勤講師でかるた部顧問、大江奏を演じる。
當真はこれまでの作品を踏まえ「世界観にリスペクトを持って。ファンの方々のイメージを壊さないよう、しっかりとつなげていけたら」と意気込み、「私もこの作品に感銘を受けた1人です。私が受けた感動を、今度は見てくださる方に伝えられたら」とコメントした。
上白石は続投決定に「ひと言では言い表せません。また奏を演じられるのだという喜びがありましたし、「ちはやふる」の世界に飛び込んで心を動かせるのが本当にうれしいなと思いました」と喜びを語った。実際に映画シリーズの撮影からも10年がたった点にも触れ「早かったのか、長かったのか…“10年という時間”に思いをはせるきっかけにもなりました。感慨深いという言葉が一番ぴったりかなと思います。放送が楽しみでなりません」と語った。
またファンらへ向けては「原作をお好きな方も、映画を愛してくださっている方も、初めて『ちはやふる』と出会う方も、きっと心がみずみずしく溶かされるような、栄養のようなものを体中に感じていただけると思います。疾走感があって、葛藤もしっかり描かれている骨太な青春ドラマになると思います。どの方にも満足していただけるよう、精いっぱい作っていきますので、ぜひ楽しんでいただけたらうれしいです」とメッセージを送った。
また、ドラマ化を記念し、漫画原作者の末次由紀氏による特製描き下ろしイラストも公開された。末次氏は「物語の中で10年という月日が流れたように、現実の時間も重なり、その時を経た大江奏を、上白石さんが喜びをもって再び引き受けてくれたことが、本当にうれしかったです」と振り返り「ふたたび部活に奮闘することになった大江奏の姿を、漫画のキャラクターたちもきっと応援している-そんな思いを込めて、新しいイラストを描きました。新キャストの當真あみさんとともに、自由に、そして伸びやかにこの時間を楽しんでほしいという願いも込めています」とコメントした。
シリーズの映画版は累計興行収入が45億円を突破するなど青春映画の金字塔を打ち立てた。原作ファンだけでなく幅広い層に支持されており、今回も話題となることは必至。榊原真由子プロデューサーは末次氏を交えたディスカッションを何度も重ねていることを明かしており「先生が『ちはやふる』のキャラクターひとりひとりを愛し、その人生に意味を与えたように、『ちはやふる-めぐり-』のキャラクターの人生を大切に紡いでいくつもりです」と意気込みを語った。
新キャスト陣についても「皆、昨年夏から必死にかるたの練習をしてくれています」と明かし「映画『ちはやふる』にご出演された数々の先輩俳優たちからバトンを受け継いだ彼らの活躍にもぜひ、ご注目ください」と締めた。
「ちはやふる」は、末次由紀氏による漫画作品で2007年から2022年まで講談社「BE・LOVE」で連載された。シリーズ累計発行部数は2900万部を突破。主人公、綾瀬千早と仲間たちが競技かるたを通じて友情を深め、成長していく姿を描く。