
俳優の鈴木亮平(42)が17日、都内で、主演映画「花まんま」(前田哲監督、25日公開)の完成披露プレミア試写会に登壇した。
朱川湊人氏の05年直木賞受賞作を映画化。早くに両親を亡くし、妹の親代わりとして生きる熱血漢の兄・加藤俊樹を演じた。「本当に優しくて、強烈に感動する映画ができたと自負しております。関西に住む兄と妹。その妹が結婚式を迎えるまでのお話です。そこにちょっと不思議なミステリーが絡んできます。ぜひ楽しんでくださればうれしいです」とあいさつした。
ある秘密を抱えた妹フミ子役の有村架純(32)とは初共演だった。ともに兵庫県出身。「隣の市なので、デビューした時から知ってました。地元の中学校の友達からも『伊丹出身の子が最近デビューしたんやけど、めちゃめちゃかわいいねん』っていう話は聞いてたんですよ」と明かした。有村も「関西弁で話しかけてくださったので、壁が一切なかった」と“兄”に感謝した。
2人が穏やかに話すのに対して、お好み焼き屋の看板娘役のファーストサマーウイカ(34)とその父役のオール阪神(68)、俊樹が勤務する工場の社長役のオール巨人(73)は畳みかけるようなマシンガントークを繰り広げた。鈴木は「こっち(3人)のタイプの関西人もいますけど、こっち側(鈴木と有村)のタイプの関西人もいますので」と線を引きつつ、阪神に伝授された「はと胸、猫背」のネタを披露した。
鈴鹿央士(25)と前田監督も出席。後半には歌手のAI(43)が登場し、イメージソング「my wish」の1フレーズをアカペラで歌唱した。