
英国のヘンリー王子(40)は、妻メーガン妃(43)が2人の子どもたちを使って自身のライフスタイルブランド「アズ・エバー」の宣伝を行うことを快く思っていないと、英サン紙が報じた。妃は2日に新たにローンチしたアズ・エバーから第1弾となるラズベリースプレッドなど8アイテムを発売するのに合わせ、SNSにアーチー王子(5)とリリベット王女(3)の写真を共有するなどして物議を醸していた。
妃が帽子をかぶった王女を片手で抱き、もう一方の手で脚にしがみつく王子を抱き寄せる写真を投稿し、顔こそ見せていないものの2人の近影を披露したことが話題を呼んだ。
しかし、「母であり、主婦」として自身のブランドをアピールするため子どもを利用していると、批判も寄せられていた。
同紙の王室担当編集者によると王子はSNSに子どもの写真を投稿することに関して妃と意見が一致していないといい、「私の理解では、ヘンリー王子はある段階まで、子どもたちの姿を公にしたくないと思っている」と述べている。
英王室で生まれ育った王子は米カリフォルニア州モンテシートの自宅から一歩外に出ると子どもの写真を撮ろうとメディアが群がってくると考えているが、ロサンゼルス生まれの妃はその正反対の考えだという。
「カリフォルニア風のライフスタイルを送りたい妃は、ビーチに連れて行ったり、出かけたりと自由にさまざまことをさせたいと思っている」という。
子どものプライバシーを守りたい王子と、子どもたちを隠そうとしない妃の間には、大きな隔たりがあるようだ。
妃はアズ・エバーにブランド名を変更すると発表した際に合わせて公開したウェブサイトのトップページにリリベット王女と手をつないで歩く写真を使用したこともあり、これまでほとんど姿を披露していなかった王女の近影を公開したことが注目を集めた。(ロサンゼルス=千歳香奈子)