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中村アン 長髪かき上げデキる女…断髪後に喜怒哀楽を演じる楽しさ 俳優活動10年


女優の中村アンは、WOWOW「連続ドラマW 災」で神奈川県警の刑事・堂本翠役を演じる。謎の事件の真相を追求する堂本は、仕事に打ち込むあまり見た目を気にしないキャラクターで、中村にとって新たな挑戦である。この作品で中村は、香川照之と共演するが、共演シーンは少ない。彼女は香川の演技力を高く評価している。ドラマでは、二人の監督がタッグを組み、現場での意見交換が新鮮だったと語る。中村は本格女優デビューから10年が経ち、この作品を通じて新たな演技の楽しみを感じている。彼女は、キャリアの中で異なる役に挑戦し、ナチュラルな演技スタイルを模索していると述べる。将来の方向性として、役の幅を広げ、結婚も視野に入れていることを語り、今後の活動に意欲を見せる。

自然体でまっすぐな視線が印象的な中村アン(撮影・足立雅史)

女優中村アン(37)が、今日6日開始のWOWOW「連続ドラマW 災」(日曜午後10時、第1話無料配信中)で、謎の事件の真相を追いかける刑事、堂本翠を演じる。仕事に没頭して見た目を気にしない、イメージとは異なる役柄だ。女優として本格的に始動して10年。“女優中村アン”の今、そしてこれからを聞いてみた。【小谷野俊哉】

★初めて監督2人

中村演じる神奈川県警の刑事堂本は「人は理由なく死なない」と、次々に起こる死の真相を追い続ける。全6話で、主演の香川照之(59)が6人の謎の男を演じ分け、他人の人生に災いをもたらす。

「そもそも、私がファッションブランドの撮影で撮ってもらったモノクロのすっぴん写真を見て、今回の堂本役にぴったりだとオファーをいただいたんです。作品の内容を聞いているうちに、私自身も物作りに関わりたいと思って受けさせていただきました。そして、香川さんと再会できるということで、ぜひともという感じでした」

香川とは21年10月期のTBS系「日本沈没」以来、3年半ぶりの共演だ。

「うれしかったです。今回は共演するシーンが1回か2回ぐらいで、あまり対峙(たいじ)はしてないんですが、再会できたことがうれしい。今回の役がぴったりすぎる。あの芝居で、いい意味での日本一変態な俳優…ほめてますよ(笑い)。表情だったり、間の取り方とか、エネルギーというか、パワーが、やっぱりすごい。私自身も視聴者として、香川さんを追いかけてしまいました」

撮影現場には2人の監督がいた。監督集団「5月」の関友太郎監督と平瀬謙太朗監督が共同で監督を務めた。

「2人の監督が同時に現場にいるということが初めての体験でした。私と同世代の2人が、一緒に脚本を書いて、演出をしてという取り組みがすごく興味深いものでした。現場で『このセリフ、変だな』とかシンプルに疑問をぶつけ合って、それを私に伝えてくれて、すごく楽しかったです。選択肢がいっぱいあって、細かい気付きがありました」

★結婚ご縁あれば

ごく普通に生きている人が、次から次へと死んでいく。その陰に謎の男がいる。

「なんか人ごとではない感じですね。私たちは結構、災いと隣り合わせで生きているなと感じました。事故だったり、人間関係だったり、恋愛だったり…。生きてること自体がすごく尊く、大切にしないといけないと感じる。災いが降りかかって来るのは、明日かもしれないし」

中村が演じる堂本は、仕事への執着が強い。解決した事件でも、その後を追い続けいている。

「『人は理由なく死なない』と、その理由を探し続けて、周囲の人たちにも引かれている。でも、本当に仕事が大好きな人で、そこは私も共感できます。すごく愛することができた役でした」

本格的に女優業と向かい合って10年が過ぎた。

「初めの頃は、自分でも何をしているか分からなかったので、やっと楽しい感覚が芽生えてきました。はじめは、どこか畑違いが女優を目指しているんじゃないかと思っていました。“きれいな中村アン”がいて、そういう役が来るわけですよね。なんだ、こいつはって思われてるだろうなと感じながら、しがみついてやってきました。でも、喜怒哀楽を人の前で表現することってないじゃないですか。泣いたり、笑ったり、怒ったりみたいな。それを楽しめるようになったのが、髪を切ったぐらいから」

長い髪をかき上げ、スタイリッシュで、できる女。そのイメージを破ったのは、21年のTBS系ドラマ「着飾る恋には理由があって」。髪を30センチ以上切った。

「すごい伸び伸びしました。髪の毛が長くて、かき上げて…という役を当てがわれてたわけじゃないですか。切った瞬間にそぎ落とされた感覚がありました。違う自分になれた気がして、演じる楽しさを感じるようになりました」

今年9月に38歳。30代も後半にさしかかっている。

「30代後半になって、仕事だけが人生ではない、と。お仕事だけの山を登ってきて、少しは自分の人生ということも考えて進んでいった方がいいなと思うようになりました。もちろん仕事は一番大事ですけど、のめり込みすぎない適度なバランスが必要。仕事をしてない時の自分も、すごく大切なんで充実させないと。そういうメリハリがあった方が、よりお芝居が好きになれる気がしています」

自分の足元をしっかりと見つめ、固めることで新たな意欲もわいてきた。

「がむしゃらに頑張る時期が終わったので、1つ1つしっかりチャレンジする姿勢になってきました。楽しくもあり、揺らぎやすい年齢。今までは正義感の強い役が多かったけど、静かなものにもチャレンジしていける機会が増えるような気がしています。これからは殻を破っていきたいです。いつも言ってること一緒なんですけどね(笑い)。結婚も、本当にタイミング、ご縁があればいつでもしたいと思っています」

10年間はがむしゃらに走って来た。ゆっくり足元を見つめながら走るこれからの女優中村アンも、見逃せない。

▼WOWOWの西憲彦チーフプロデューサー

以前も一緒に仕事をさせていただきましたが、いろいろな魅力を持っている中で“きれいな女優さん”という面が特に印象に残る方でした。今の中村さんからは、人間的な豊かさ、深みを感じます。容姿の美しさが際だった以前よりも、まとっている空気感が美しいと感じます。主演の香川照之さんに負けない存在感を表現するには、人間的魅力がないと駄目。すごく、いろいろなことを考えて、役に向き合ってくださっているのが素晴らしい。期待通りのお芝居を見せてくれています。

◆中村(なかむら)アン

1987年(昭62)9月17日、東京都生まれ。09年に芸能界入り。10年フジテレビ「しぇいけんBABY!」で女優デビュー。ドラマは15年フジテレビ「5→9~私に恋したお坊さん~」、18年フジテレビ系「SUITS/スーツ」、19年TBS系「グランメゾン東京」など出演多数。18年日本テレビ系「ラブリラン」で連ドラ初主演。21年映画「名も無き世界のエンドロール」、23年舞台「笑ってもいい家」など。161センチ。血液型AB。

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