
浅野忠信(51)が2日、東京・伊勢丹新宿店で個展「TADANOBU ASANO EXHIBITION PLAY WITH PAIN(T)」を開いた。10年以上前から毎日、描き続けた3500点超から、新作を含む200点を展示。初めて原画も販売し、最高額825万円の大漁旗や495万円の絵など高額な作品も並ぶ中、297万円の猫の絵など初日から複数が売約済みとなった。
若い頃に画家になりたかった父の影響で自宅に画集があり、幼少期から兄と落書きを始め、絵を描くのは日常だった。13年に中国で行われた映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・上海」(中国は16年、日本は21年公開)の撮影の際「ストレスの発散の方法がなくて、描いたら止まらなくなって」以後1日1点、多い時は4、5点を毎日、描き続けてきた。日本人初のゴールデングローブ賞助演男優賞を受賞した「SHOGUN 将軍」の撮影時もカナダに画材を持参した。
今は「俳優業も絵も目いっぱいやって描くことがない。模索している」という。「新たな絵を描きたい」といい、意識を働かせず絵を描く手法「オートマティスム」に取り組む考えを示した。【村上幸将】