
シンガー・ソングライター長渕剛(67)が1日、年ぶりの新曲「HOPE」の配信を開始した。時代の飢餓感、自己喪失感を一笑し「HOPE=希望」という叫びで力強く歌い上げている。
17日からは出身地である鹿児島・伊集院から全国ツアー「TSUYOSHI NAGABUCHI HALL TOUR 2025 HOPE」がスタート。全国13都市で16公演を行う。
新曲と同時に長濱治氏撮影の12年ぶりの写真集「骨BONE」(集英社)もデジタル版の配信を開始。紙版は21日に発売される。2015年に富士山麓で開催された10万人規模のオールナイト・ライブなど、この10年間の軌跡と新たに書き下ろされた詩画、さらに語り下ろしで書かれた3万字にも及ぶ「そして『詞』は生まれた」も収めている。
長渕は「長濱先生から『剛さん、あなたの写真を残しておきたいんだ』と電話で告げられた時、率直にうれしかった。若い頃から先生を慕って、先生のカメラの前に立ってきた。僕の人生は闘いそのものだと思う。実に孤独な闘いではあるけど、共鳴、共振、共闘できる仲間。それが長濱先生。人生を共有した証しをこうして残すことができ、表現者として非常に光栄に思う」と話している。