
声優小野大輔(46)が23日、東京ビッグサイトで開催された「AnimeJapan 2025」で、4月5日からTBS系などで放送開始のアニメ「黒執事-緑の魔女編-」AnimeJapanスペシャルステージに出席した。
同作は枢やな氏による同名の漫画を原作とし、シリーズ7作目となる。小野は主人公セバスチャン・ミカエリスの声を担当。
ステージにはフィニアン役の梶裕貴、メイリン役の加藤英美里、バルドロイ役の東地宏樹、スネーク役の寺島拓篤の“使用人ズ”も登壇した。
小野は「みんなの雰囲気が(役と)似ていて、すごく優しい」と話した。同作は17年前にスタート。「印象的だったのは、東地さんが健康の話をしてくれたこと」とし、「みんな年を取ったよね」と笑った。「最初はみんなギラギラしていた。自分のことが精いっぱいで、他を見る余裕もなかった」と振り返った。
同作に関われたことを「ご褒美をもらったような感覚。ずっともらい続けている」と感謝。「17年前に初座長を任せてもらって、右も左も分からなかったけど、みんなが笑ってくれた」としつつ「立ち止まるつもりはない。連載も続いています」と続けた。その上で「このシリーズは黒執事の真骨頂。その熱量を届けたい」と意気込んだ。最後はセバスチャン風に「きっと皆さんにご満足いただけるシリーズをお届けできると思います。それくらいのことができなくてどうします。あくまで執事ですから」とアピールした。
フィニアン役の梶は「17年前ですよね?」と切り出し、「20代前半でやった役を40前になってできる喜びをかみしめてやった」と明かした。同作を「声優人生の半分を占める作品」とし、「連載がまだ続いているので、このまま全てをアニメにするには、60歳になってもフィニアンの声を出せるようにしないとですね」と意欲をみせた。