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今村翔吾氏「TBSドキュメンタリー映画祭」で映画「巨大蛇行剣と謎の4世紀」題材の小説に意欲


直木賞受賞作家の今村翔吾氏が、映画「巨大蛇行剣と謎の4世紀」の舞台挨拶に登場し、監督の山崎直史氏と奈良県の富雄丸山古墳で発見された巨大蛇行剣について熱いトークを展開しました。この剣の発見は、日本の「謎の4世紀」に光を当てるものとして注目されており、今村氏は「国宝になる」と高く評価。彼はこの発見を小説の題材にする意向を示しました。また、舞台挨拶前にはTBSラジオの公開放送に参加し、彼の作品がNetflixで配信されることなどについて語りました。

映画「巨大蛇行剣と謎の4世紀」の山崎直史監督(左)と2メートル37センチの蛇行剣を持つ今村翔吾氏

直木賞作家今村翔吾氏(40)が22日、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷で開催中の「TBSドキュメンタリー映画祭2025」で映画「巨大蛇行剣(だこうけん)と謎の4世紀」の舞台あいさつに登場した。親交のある、TBS報道局の山崎直史監督の応援に駆けつけた。

2人は2022年(令4)に奈良県の富雄丸山古墳(とみおまるやまこふん)から見つかった「巨大蛇行剣」について、熱いトークを繰り広げた。日本の歴史には「謎の4世紀」と呼ばれる、まったく記述のない時代がある。邪馬台国(やまたいこく)の卑弥呼が呪術で統治した3世紀と、倭の五王が武力で統治した5世紀の中間にあたる。

そこに登場した全長2メートル37センチの蛇のようにクネクネと曲がった「巨大蛇行剣」。誰が何のために作ったのかは分かっていないが、作家デビューする前に滋賀県守山市で埋蔵文化財調査員として働いていた今村氏は「すごい発見です! えらいものが出てきたな、というのが正直な感想です。確実に国宝になります。日本統一、渡来人との戦い、宗教、八百よろずの神…エキサイティングです。作品にするしかないでしょう」と小説の題材にする意欲を見せた。

今村氏は、舞台あいさつの前に、親交の深いTBS井上貴博アナウンサー(40)がパーソナリティーを務める、TBSラジオ「井上貴博 土曜日の『あ』」(土曜午後1時)の公開生放送にコラムニスト犬山紙子氏(43)とともに出演。大勢のファンを前に、原作小説を手がけ今年11月にNetflixで世界配信されるドラマ「イクサガミ」や睡眠時間の話で盛り上がった。

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