
宝塚歌劇団の花組人気スター希波(きなみ)らいとが21日、兵庫・宝塚バウホールで、主演公演「儚き星の照らす海の果てに」の初日を迎えた。
北大西洋横断の旅客輸送市場が激しい競争を繰り広げていた20世紀初頭。世界最大の豪華客船タイタニックの設計に携わったトーマス・アンドリューズの妻ヘレンへの愛と、造船の夢を追い求めた男たちの絆を力強く演じた。娘役二葉ゆゆがヘレンを演じた。
希波は17年入団の103期生。21年に新人公演「忠臣蔵ファンタジー『元禄バロックロック』」で初主演。23年「うたかたの恋」で2度目の新人公演主演を務めた。178センチ長身と長い手足、立ち姿の麗しさで、注目度は年々、増している。
公演は4月3日まで。