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西野七瀬「犬だけの特別な能力を感じた」涙ぐみ思いを伝える 映画「少年と犬」舞台あいさつ


女優の西野七瀬が、大阪市内で行われた映画「少年と犬」の試写会で舞台あいさつを行い、映画に対する思いを語り、涙ぐみました。映画は、直木賞を受賞した馳星周氏の小説を原作としており、東日本大震災で飼い主を失った犬・多聞が主人公の物語です。西野は滋賀で多聞と出会う須貝美羽を演じ、多聞役の犬・さくらとの共演について、人間同士では得られない特別な感覚を得たと述べました。また、大阪でのお気に入りとして阪神百貨店の芋スイーツを挙げ、試写会の場で「心をすりへらし、いいものを撮りたいという気持ちを1つにした」と映画制作の苦労を振り返りました。

大阪市内で映画「少年と犬」の舞台あいさつに登壇した西野七瀬は映画への思いを伝え、涙ぐんだ(撮影・松浦隆司)

女優西野七瀬(30)が7日、大阪市内で高橋文哉(23)とダブル主演を務める映画「少年と犬」(20日公開、瀬々敬久監督)の特別試写会の舞台あいさつに登壇した。

第163回直木賞を受賞した、馳星周氏の小説「少年と犬」が原作で、東日本大震災で飼い主を亡くした犬の多聞が、ある少年に会うために西に向かい日本を横断するなかで、さまざまな人々と交流していく。

大阪出身の西野は「ただいまです」と観客にあいさつ。滋賀で多聞と出会う、ある罪を隠し続けている須貝美羽を演じた。多聞役のジャーマンシェパード犬さくらとの“共演”で「人間同士だと起こりえないような、目だけのやりとり、犬だけの特別な能力をすごく感じた」と刺激を受け、難役を演じた。

撮影の合間にさくらとのふれあいについて「けっこうクールな子でした。だれにもなでてっていくような子ではなく、現場での居住まいは静かにりんと、ほんと役者さんです。待ち時間も静かにじっと座って待っていた」と感心した。

最近、大阪でハマっているスイーツも告白。「大学芋がめちゃくちゃおいしい。大阪に来たら必ず買います」。阪神百貨店梅田本店の芋スイーツ専門店「くりよりや」の絶品スイーツを挙げた。

最後のあいさつでは「心をすりへらし、毎日悩みながら、でも、いいものを撮りたいという気持ちを1つにした。さくらも一緒にみんなで一生懸命つくった作品です。どう思っていただくか、1人1人違うと思います」と懸命に言葉をつなぐと、涙ぐんだ。

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