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北山たけし「はかまがミニスカに…」51歳バースデーライブ「まつり」大合唱でファイナル飾る


演歌歌手の北山たけしが51歳を記念して、東京でバースデーライブを開催しました。津軽三味線の音色と共に新旧のオリジナル曲を披露する他、故郷での思い出を語り、昭和のムード歌謡曲のカバーも堪能させました。父親から受け継いだ演歌愛と、師匠の北島三郎の影響を受けたユーモア溢れるトークで観客を楽しませた。22年3月に亡くなった父の記憶を振り返りつつ、新曲とカバー曲を組み合わせて幅広いレパートリーを披露しました。さらに北山は、自ら設立した事務所で活動する新人の紹介や、個人事務所設立3年目を迎える節目のステージを華やかに締めくくりました。公演は、観客が「まつり」の大合唱で盛り上がり、約2時間の後に成功裡に終了しました。

バースデーライブを行った北山たけし

演歌歌手北山たけし(51)が2日、都内でバースデーライブを行った。2月25日に51歳の誕生日を迎えた。

津軽三味線の音色に乗りながら21年発売の「夢色吹雪」でスタート。シックな色合いの羽織はかま姿で自慢の骨太の低音を響かせ、「たけちゃぁ~ん」の歓声が飛ぶ中「龍神海峡」「風神じょんから」などのオリジナル曲を畳みかけた。

最初のMCでは「(北島三郎)師匠から羽織はかまをいただくことがあります。上着はピッタリなのですが、はかまがミニスカートになっちゃうんです」などと師匠イジリの鉄板ジョークで笑わせた。“つかみはOK”とばかりに盛り上げた後で「男鹿半島」「風物語」などを続けた。

その後に22年3月に75歳で亡くなった父豊さんの思い出に触れた。「歌手になりたかった父の夢を背負って4歳から演歌を聞いて育ちました。父の口ぐせは『男は演歌だけ歌えれば生きていけるばい』。そんな父から8歳のころに教わった演歌が『風雪ながれ旅』でした」。

衣装を洋風に変えた後は曲調もガラリとチェンジ。フランク永井の「おまえに」や石原裕次郎のヒット曲「ブランデーグラス」などの昭和のムード歌謡曲で魅了した。

昨年10月に日本歌手協会から「最優秀歌唱賞」を授与された。「いろんなジャンルを歌えることが評価されたんです。だから今日はカバー曲などもたくさん歌っています」。バラエティーに富んだ曲を並べた理由をそう明かした。

ライブ後半では北山の個人事務所に所属する第1号歌手堀内春菜(28)を紹介。「演歌に頑張っている女性です。7月にデビュー予定なので僕の次によろしくお願いします」と冗談交じりに紹介した。

23年春に北島音楽事務所から独立して3年目のスタートになるメモリアルステージ。最後は北島のヒット曲「まつり」の大合唱で華々しく飾った約2時間だった。

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