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NHK大阪放送局は26日、女優高石あかり(22)がヒロインを演じる25年度後期連続テレビ小説「ばけばけ」(今秋スタート)の追加キャストを発表。高石演じる松野トキの父司之介役に俳優岡部たかし(52)、母フミ役に女優池脇千鶴(43)、祖父勘右衛門役に俳優小日向文世(71)を起用する。
同ドラマは松江の没落士族の娘で、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の妻・小泉セツをモデルに描く。
大阪局制作の朝ドラ出演2回目となる岡部は「なじみのスタッフさんや呑処の皆さんに『おかえり!』と声をかけていただき感動しました。演じる司之介は誇り高きかっこいい男でありますが、時代の変化にあってその生き方は『ちゃんとせんかいっ!』と言いたくもなります。そんな司之介の葛藤やぐちゃぐちゃしたものを皆さまに楽しんでもらえるよう精進します。『ばけばけ』、ごひいきに」
一方、ヒロインとして出演した01年後期連続テレビ小説「ほんまもん」以来の朝ドラ出演となる池脇は「体力がもつのか心配です」
それでも、「『ばけばけ』は、明るくて楽しくて、肩の力を抜いて観られるドラマだと思います。わたしもまだ先の展開は分かりませんが、今からドキドキワクワクしています。テレビの前の皆さんも、毎朝楽しみに観ていただけるよう精いっぱいフミを生きようと思います。どうぞよろしくお願いいたします」と意気込んだ。
02年後期連続テレビ小説「まれ」、15年前期連続テレビ小説「まれ」に続く出演となる小日向は「10年ぶりに朝ドラに参加出来ることをうれしく思っています」。
衣装合わせの際、ちょんまげのかつらをかぶり、「朝ドラで?っておかしくなりました」と笑いながらも、「年号が明治に変わっても武士の魂を忘れず髷(まげ)を結い続け、主人公トキの祖父としてトキをかわいがり、幸せを願う松野勘右衛門という役に改めて愛着を感じています。『ばけばけ』の撮影が今からとても楽しみです」と期待していた。