
マラソンで13年世界選手権モスクワ大会銅メダルの福士加代子さん(42)が24日、大阪市内で行われた「大阪マラソン2025」に参加。同大会で初マラソン日本人最高タイムで2位となった近藤亮太(25=三菱重工)をほめたたえた。
スペシャルサポーターを務める福士さんは「3万5000人規模のマラソンは初めて。みんなで走ってる感じが楽しかった。いい大会」。
現役時代、大阪国際女子マラソンにたびたび出場し、大阪の街は走り慣れている。苦い思いも喜びも経験してきたが、両大会の比較について「競技場がゴールじゃなかったから、こっちがいいなって。悪いイメージがありすぎるのかな。こっちは苦々しい思い出がないので、こんなに40キロが短かったかなって。楽しいマラソン大会でした」と笑い飛ばした。
今大会では近藤がスポットライトを浴びた。
福士は「この天候で出したのは条件が良かったら、もっと行くんですかね? コースのアップダウンが合ってたのかな。これから起伏を取り入れたトレーニングをチームにも取り入れようかな」とアドバイザーを務めるワコールでも導入しようかと思案顔をみせながら、「新星が現れた感じ。どんどん記録がアップしていくので、これからのマラソン大会がすごい楽しみです」と絶賛していた。