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忍足亜希子、耳の聞こえない俳優としてキネマ旬報ベスト・テン98年で初受賞、客席は手話で拍手


第98回キネマ旬報ベスト・テン表彰式で、忍足亜希子が映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』での演技により助演女優賞を受賞しました。聴覚障害のある俳優がこの賞を受賞するのは初めてです。司会の笠井信輔は、忍足の聴覚に配慮して観客に手話での拍手を提案しました。映画は、作家五十嵐大の自伝的エッセーを原作にしたもので、五十嵐の母親役を演じた忍足は、聴覚障害のある両親のもとで育った五十嵐を細やかに表現しています。

<第98回キネマ旬報ベスト・テン表彰式>◇20日◇東京・オーチャードホール

「ぼくが生きてる、ふたつの世界」(呉美保監督)の忍足亜希子(54)が、助演女優賞を受賞した。耳の聞こえない俳優の受賞は、キネマ旬報ベスト・テン98回の歴史上、初めてとなる。

今年で19回目の司会を務めた、フリーアナウンサー笠井信輔(61)は、キネマ旬報ベスト・テン98回の歴史で、初の試みを集まった観客に提案。「忍足亜希子さんは、私の声も皆さんの拍手も聞こえませんので、手話で拍手をお願いします。おめでとうございますは、打ち上げ花火を意味しています。手話でおめでとう、拍手を表現してあげてください」と呼びかけた。

忍足が着物姿で登壇すると、客席からは手話の拍手、おめでとうが寄せられた。

「ぼくが生きてる、ふたつの世界」は、作家・エッセイスト五十嵐大氏の自伝的エッセー「ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと」(幻冬舎)を原作に、呉美保監督(47)が9年ぶりに長編映画を製作。忍足は、主演の吉沢亮(31)が演じた耳の聞こえない両親のもとで愛されて育った五十嵐大の母明子を演じた。

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