starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

46歳医師兼小説家「スギ花粉症は実は根治可能」ステロイド注射のリスク示した上で対処法も紹介


小説家で医師の知念実希人氏がSNSで花粉症治療について注意喚起と対処法を発信。特に、ケナコルトというステロイドの筋肉注射は副作用のリスクが高く推奨できないとし、代わりに血中にほとんど移行しない点鼻のステロイドの利用を勧めた。また、舌下免疫療法がスギ花粉症の根治に効果的であると述べ、この治療法の効果を体験した人々の声も紹介した。知念氏は、医師としての知識を基に花粉症患者に適切な選択肢を提案している。

知念実希人氏(2020年1月撮影)

小説家で医師の知念実希人氏(46)が17日までにX(旧ツイッター)を更新。花粉症の治療についての見解を示した。

花粉症対策でステロイド注射を紹介する投稿を引用した上で「【注意】花粉症にケナコルトの筋肉注射を勧める方がいますが、ケナコルトを投与すると『易感染性』『耐糖能異常(糖尿病)』『消化管潰瘍』『骨粗鬆症』『精神症状』『中心性肥満』『白内障』etcetc……等の副作用がかなり高い頻度で起こり、決してお勧めできません」と注意喚起を行った。

そして「ケナコルトは強力な副腎皮質ステロイドで、筋肉注射をすると数週間その効果が持続しますが、代わりに上記の副作用のリスクが生じます」とつづり、「花粉症には血中にほとんど移行しない、点鼻のステロイドの使用が基本であり、それに抗ヒスタミン薬や点眼薬を使用するのが正しいです」と対処法を明かした。

さらに別の投稿で「あと、スギ花粉症は実は根治可能です(3年くらいかかるけど)舌下免疫療法という、少量のスギ花粉の錠剤を毎日1回、舌の下に投与して花粉症を治すという治療法があり、かなり効果があります。花粉症の方はスギ花粉のシーズンが終わったあとご検討ください」とつづった。

知念氏の投稿に対し「人によると思いますが、舌下免疫療法の1年目でそれまで20年以上苦しんできたスギ花粉のシーズンを症状なしで過ごせて、春が本当に過ごしやすかったです」「5年続けて治療完了しました。予防的に処方される抗アレルギー薬は使っていますが、症状はほぼ出ません。超楽。問題なのはヒノキには効かない(アレルゲンが異なるので当然)と言うこと。3月半ばからは症状が出始めます。早くこっちのヤツも出て欲しい」などと書き込まれていた。

知念氏は東京慈恵会医科大学卒の医師。小説家としては「優しい死神の飼い方」「仮面病棟」「祈りのカルテ」「となりのナースエイド」や累計250万部を超える「天久鷹央(あめく・たかお)」シリーズなどが知られている。

    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2025
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.