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元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂(59)は14日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演し、高校生でアスレチックスとマイナー契約を結んだ桐朋(東京)の森井翔太郎遊撃手兼投手(18)の選択についてコメントした。
番組は恒例のパネルコーナーで、キャンプインしたドジャース大谷翔平投手(30)とともに、森井についても特集。投手として最速153キロをマークし、打者では高校通算45本塁打を記録した二刀流の選手として、米9球団の争奪戦の末、151万500ドル(約2億3400万円)とされる契約金でアスレチックスと契約した森井の契約の中に、「学業補助金」として、引退後に大学への入学や復学を希望した場合、費用を球団側が負担してくれるという項目があったことにも触れ、「ありがたいと思った」という森井のコメントも紹介した。
この「学業補助金」について、元テレビ朝日社員の玉川徹氏は「初めて知ったけど、すごい、いいシステム。チャンレンジの後にうまくいかなかった、ということは当然あるだろうし、そういう方は、40歳とかまで野球を続けられない」「逆に言うと、40歳まで続けられると、ずっと野球の世界で行けるんでしょうけど…」と指摘。森井の通う桐朋高は、都内有数の進学校で知られる。玉川氏は「20代半ばでもし、だめになったという時には、これがあると大きい」とも述べた。
一方、一茂は「40歳、50歳まで野球をやった後でも、大学には入れる。2、3年、ルーキーリーグでやってだめだから大学行きます、というのはないと思う」と指摘。これに玉川氏が「一茂さんは野球を辞めた後も、タレントの才能があったから今、豊かな生活ができている」と、ヤクルトや巨人でプロ野球選手として活躍した後、タレントや俳優として活躍を続ける一茂の立場に言及。一茂は「豊かかどうかというかは分からないけど、のんきにやっています」と、笑いながら応じていた。
一茂は、1987年にドラフト1位でヤクルトに入団。ヤクルトで活躍後、巨人に移籍し、1996年に現役引退した。