KAT－TUNが12日、公式サイトなどで、3月末をもって解散することを発表した。
亀梨和也（38）は退所、上田竜也（41）と中丸雄一（41）は所属事務所にとどまり、それぞれが今後も芸能活動を継続する。3人体制となった16年5月には約1年半の充電期間を設け、それぞれが特長を生かしたソロ活動に専念した経緯もあった。年齢を重ね、3人の新たなフェーズにも注目が集まりそうだ。
◇ ◇ ◇
3人全員が芸能活動を継続する。退所する亀梨は今後は個人事務所を設立する予定で、上田と中丸は引き続きSTARTO ENTERTAINMENT（スタート社）に所属する。
亀梨は俳優業やスポーツキャスターとしての活躍も広く知られたところ。マルチな活躍でグループに貢献し続けてきた実績は大きい。最近でも24年1月期のフジテレビ系「大奥」、同4月期テレビ朝日系「Destiny」などに主要キャストで出演。日本テレビ系「Going！Sports＆News」では10年以上取材に携わっている。テレビ局関係者によると、4月以降も引き続きソロの仕事が多数決まっているという。独立後も順調な滑り出しとなりそうだ。
また、多くの後輩タレントからも慕われており、個人のYouTubeチャンネルでも積極的に共演機会を設けている。親しい関係者によると、事務所の移籍などで揺らいだ昨今も良い兄貴分として、精神的な面でも後輩たちを支えていたという。
上田は舞台や音楽のフィールドで活躍が続く。堂本光一（46）の主演ミュージカル「Endless SHOCK」ではライバル役として存在感を発揮しキャストに定着。昨年は14年ぶりにソロコンサートも開催した。個人のインスタグラムではユーモアあふれる投稿がファンの人気を集めるなど、独自のエンターテインメントを築いている。
日本テレビ系「シューイチ」など多数のバラエティー番組に出演し漫画家としても活動していた中丸は、昨年1月に結婚を発表。ただ、同年8月に週刊誌報道を受け謹慎。今年1月3日に活動再開が発表されたが、レギュラーメンバーだったYouTubeチャンネル「よにのちゃんねる」も含め、本格的な活動再開には至っていない。順次再開するとみられるが、KAT－TUNという後ろ盾もなくなり、今後はより真摯（しんし）に仕事と向き合う姿勢が求められそうだ。
