弁護士の八代英輝氏(60)が7日、TBS系「ひるおび」(月~金曜午前10時25分)に生出演。ドジャース大谷翔平投手(30)の元通訳水原一平被告(40)に禁錮4年9カ月の判決が言い渡されたことについてコメントした。
大谷の口座から1700万ドル(約26億円)を不正送金し、虚偽の納税申告をした罪を問われた裁判で、水原被告が日本時間7日午前5時ごろ、カリフォルニア州連邦地裁から求刑通りの禁錮4年9カ月の判決を言い渡され、大谷への約26億円の賠償も命じられた。水原被告は3月24日正午までに当局に出頭し収監される。
八代氏は「司法取引を経た上になりますが、かなり検察側と弁護側が対立していた案件だったということになりますね」と話した。裁判所に集まった記者には口を閉ざした水原被告については「一審の判決が出た後ですから、弁護人から禁じられることはなかった。おそらく本人の意志(で話さなかった)だったと思います」と話した。
22年4月に水原被告が大谷になりすまして銀行担当者と電話で交渉した録音テープを証拠として公開したことについて「土壇場に至って(検察側と弁護側の)対立構造が激化したと感じました。被告側は証拠に基づかずにギャンブル依存症だったり、給料が低かったりという境遇を突然出してきているわけです。それに対して謝罪の言葉を述べましたけれども、本当の心からの謝罪はしていないんじゃないか、そういった悪性が、録音でなりすましていることからもうかがわれるでしょう。検察の、最後の最後の立証行為に結びついたと思いました」と発言した。