timeleszの新メンバーオーディション「timelesz PROJECT」の最終審査が5日、東京ガーデンシアターで行われた。
1万8922件の応募から約10カ月の審査を経てしぼられた候補生8人が、初めてsecondz(ファンの呼称)の前に立ち、timeleszの新たな仲間の座をかけて思いをぶつけ合った。数人が新メンバーとなる見込みで、審査結果は15日午前10時からのNetflix配信内で明らかになる。(敬称略)【望月千草】
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多彩な8人の中から新メンバーが選出される。米国から単身で来日し、高いダンススキルを持つ浅井乃我(のあ、18)や、ダンス未経験ながら惜しみない努力で勝ち残った篠塚大輝(22)、STARTO ENTERTAINMENT所属で役者としても活躍する原嘉孝(29)寺西拓人(30)ら多士済々。ファンクラブ会員2000人の前で、候補生それぞれが本気の思いをステージに乗せた。
この日の最終(6次)審査は、課題曲2曲をパフォーマンス。候補生は2チームに分かれ、まずは審査のために作られた新曲「Rock this Party」を菊池風磨(29)ら3人と両チームで披露。その後、候補生だけでSexy Zone時代から歌い継いできた楽曲「RUN」を歌唱した。5次審査を1位通過した浜川路己(ろい、19)は「僕自身も背中を押された楽曲。披露させていただけたのがうれしかったし幸せだった」と感無量。篠塚は「観客の皆さんが楽しめたら僕は良いアイドルになれたんじゃないかな」とファンの心をくすぐり、原は涙目で「横を見れば仲間がいる。最高のパフォーマンスができた」とやりきった。
現役アイドルグループによる異例の試みとして注目を集めた今回のオーディション。賛否の声を受け止めた上で、菊池は「みんなで描いた夢をかなえていきたいと思いますので、どうか付いてきてください」とファンに呼びかけた。佐藤勝利(28)は「全ての決断を見守っていただけたらうれしい」、松島聡(27)は「長い人生を共に歩んでいく仲間を見つけることが大事になっていくので、慎重に選んでいきたい」と約束した。