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【コラム】日本武道館への「一本!」/大角怜司


1月に開催された「全国高校柔道選手権大会・新潟大会」では、日本武道館への切符をかけ、熱い試合が繰り広げられました。柔道の実況は観客や選手の緊張をダイレクトに感じるため、一層の緊張が求められます。特に、試合の流れや選手の動きを瞬時に把握する必要があり、事前に試合動画の確認や技の実演を通じて準備しました。決勝戦では、6連覇を狙う開志国際と新潟第一が対決。開志国際が先鋒と次鋒で勝利し、新潟第一が中堅戦と副将戦で追い上げましたが、最終的に開志国際が優勝しました。全国大会は3月に日本武道館で開催されます。

解説の東京学館新潟高柔道部監督の猪又秀和さん(右)と大角

<UX大角怜司アナウンサー:れいじフルスイング>

1月は、ある競技に熱中していました。高校柔道です。「全国高校柔道選手権大会・新潟大会」。日本武道館への切符をかけて熱戦が繰り広げられました。

柔道の実況はドキドキします。野球やバスケと異なり、観客が固唾(かたず)をのんで見守っていて、聞こえてくるのは、実況・解説の声と選手たちの息遣いだけ。その張り詰めた空気を変えるのが選手たちの大技、そして審判の「一本!」の声。静寂から一転、歓声に包まれるんです。

実況は緊張を強いられます。仕掛けたのはどちら?  勝敗は? 頭の中に「?」が浮かび続けます。そんな状態を克服するべく、試合動画を何度も何種類も見ました。さらに先輩のアナウンサーに技を実演してもらって体で覚えるということも。5年目にして初めて男子団体戦と個人戦の実況席に座らせてもらいました。

男子の決勝戦に勝ち上がってきたのは、6連覇を狙う開志国際と8年ぶり5度目の優勝を狙う新潟第一。秋の大会決勝も同一カードで、開志国際が5-0で優勝を決めました。試合は先鋒戦、次鋒戦ともに開志国際が危なげなく勝つ展開。がけっぷちの新潟第一が見せてくれました。中堅戦と副将戦で一本勝ちを収め、五分の展開に。大将戦はあっという間に決着しました。開志国際のキャプテンでエースの長谷川選手ががっちりと組むと、「長谷川が内股を狙う。内股でいったー! 一本!」。

何度も動画で予習した内股。優勝決定の大技を実況できてほっとしました。

全国大会は3月19、20日に日本武道館で行われます。県勢の活躍を応援しましょう! (新潟テレビ21アナウンサー)

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