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【宝塚】宙組トップ芹香斗亜本拠地に別れ 卒業の日まで「自分に期待し続けたい」


宝塚歌劇団の宙組トップ芹香斗亜が兵庫県宝塚大劇場でのサヨナラ公演を迎えた。芹香は18年間の宝塚人生を振り返り、「舞台がこんなに魅力的で奥深いものだと、初舞台の時には思わなかった」と語り、自分に期待し続ける決意を表明した。芹香は星組、花組を経て、宙組9代目トップとして活躍。母もOGという背景で元タカラジェンヌの娘として初めてトップに就任した。東京宝塚劇場で3月15日から始まる公演が最後の舞台となり、4月27日に退団を予定している。

兵庫県宝塚市・宝塚歌劇団本拠地の宝塚大劇場(2024年撮影)

宝塚歌劇団の宙組トップ芹香斗亜(せりか・とあ)が2日、兵庫・宝塚大劇場で、サヨナラ公演「宝塚歌劇百十周年紀念奉舞『宝塚110年の恋のうた』」「ジャズ・スラップスティック『Razzle Dazzle(ラズル ダズル)』」の千秋楽を迎え、本拠地に別れを告げた。

本編終了後には、休憩をはさんで、サヨナラショーが行われ、花組時代の主演作から「MY HERO」で幕開け。冒頭、サヨナラショーでは異例の客席おりでファンと触れ合った。

その後は、最初に配属された星組時代、新人公演初主演作「愛と青春の旅だち」など思い出曲のメドレーや、宙組トップ初主演作となった「Xcalibur エクスカリバー」からのナンバーも。昨年の全国ツアー作からの「LIBERTANGO」などで、トップ娘役春乃さくらとのデュエットも披露した。

ショーを終え、最後の大階段は、男役の正装黒えんび。同期生からの花束は元花組の航琉(わたる)ひびきから受け取り、ステージ中央に立つと、2階席のある上方を見やり、満面笑み。「正直、舞台がこんなに魅力的で奥深いものだと、ここで初舞台を踏んだ時は、思ってもいませんでした」とあいさつ。

続けて、宝塚人生18年を振り返り「こんなにも夢中で幸せになれるもの見つけられて、本当に幸せです」。さらに「たくさんの役から、自分自身と向き合う強さを学びました。まだまだ私には足りないものばかりです。この劇場は夢と希望にあふれています。まだまだ自分に期待しています」と、決意も口にした。

そして、客席に向かい「この思いがあふれているのは、支えてくれている皆さまの愛があるからです。4月27日まで、私は自分に期待し続けたいと思います」と言い、卒業の瞬間まで芸を磨くと誓った。

芹香は07年、93期生として入団。星組、花組を経て、宙組へ移り、23年6月に宙組9代目トップに就き、相手娘役に春乃さくらを迎えた。母もOGの白川亜樹で、トップ制度固定以降では、元タカラジェンヌの娘として、初のトップ就任となった。

23年9月末、本拠地お披露目「PAGAD」「Sky Fantasy!」が開幕したが、団員の急死で上演は2日で終了。公演中止の期間が続き、24年6月に、ショーのみの特別公演「Le Grand Escalier-ル・グラン・エスカリエ-」で活動を再開させ、再スタートを切った。

途中中止、特別上演を含めて本拠地3作、在位686日(1年10カ月16日)で退く。サヨナラ公演は、宝塚を終え、東京宝塚劇場で3月15日に開幕(4月27日まで)。芹香は東京公演千秋楽をもって退団する。

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