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ラサール石井、森永卓郎さん追悼「弱者が損をする経済のカラクリを訴え続けた」


タレントのラサール石井が経済アナリストの森永卓郎さんの死を追悼した。森永さんは67歳で原発不明がんで亡くなった。森永さんは新自由主義に対抗し、大企業が豊かになる一方で弱者が不利益を被る経済の問題を訴えていた。彼のベストセラー著書「年収300万円時代を生き抜く経済学」などを通じて、財務省主導の緊縮財政を批判し続けていた。ラサール石井は、森永さんの功績を称え、「その道を閉ざすことなく、伝道の光を道標に我々もあとに続きます」とコメントした。葬儀は近親者のみで行われる予定。

ラサール石井(2022年6月撮影)

タレントのラサール石井(69)が29日までにX(旧ツイッター)を更新。ステージ4の膵臓(すいぞう)がんで闘病中で、28日に原発不明がんのため67歳で亡くなった経済アナリスト森永卓郎(もりなが・たくろう)さんの訃報を受け、追悼した。

ラサールは「森永卓郎さんが亡くなった。本当に最後の最後、ぎりぎりまで命の灯を燃やして、文字通り命懸けで財務省と闘い、新自由主義に抗い、大企業だけが潤い弱者が損をする経済のカラクリを訴え続けた」と森永さんの功績を称え、「その道を閉ざすことなく、伝道の光を道標に我々もあとに続きます。合掌」と悼んだ。

森永さんは1980年(昭55)に東大経済学部を卒業し、日本専売公社に入社。三菱UFJリサーチ&コンサルティングなどをへて、独協大教授に。03年に出版した著書「年収300万円時代を生き抜く経済学 給料半減が現実化する社会で『豊かな』ライフ・スタイルを確立する!」は200万部以上のベストセラーになり、“モリタク”の愛称で、ラジオやテレビで経済を分かりや説明して人気者となった。近年は著書「ザイム真理教」などで財務省主導の緊縮財政を批判していた。

28日午後1時33分、原発不明がんのため、自宅で亡くなった。67歳だった。この日、所属事務所が発表した。葬儀は近親者のみの家族葬で執り行うという。

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